DFペレイラ(大分トリニータ)
6人目は、大分トリニータの右センターバックであるペレイラ。2021シーズンに期限付き移籍で加入した1年目はJ1ということもあり出場機会が限られたが、チームがJ2に舞台を移した2022シーズンからはレギュラーに定着し、今季は完全移籍で正式に大分の一員となった。
J2で群を抜く高さや強さで、パス数もチームトップを記録している。ブラジルではボランチを主戦場としており、パスセンスも十分なものがある。
DF山田奈央(水戸ホーリーホック)
7人目は、浦和レッズユースで育ち2021年に水戸ホーリーホックへ入団した山田奈央。1年目は1試合、2年目は19試合と年々出場機会を増やし、3年目の今季は24試合に出場した。夏以降は第41節のジュビロ磐田戦を除き全試合にスタメン出場しており、自身でも成長を実感するシーズンとなったことだろう。
21歳にして水戸ではセンターバックの柱といえる存在になった山田。2022シーズン終了後に複数年での契約更新が発表されているため移籍する場合は違約金が発生するが、J1クラブからの需要はありそうだ。将来性を考えると、トップカテゴリーで更に成長を遂げる姿を期待してしまう。
DF山原怜音(清水エスパルス)
8人目は、Jリーグ屈指のクロス精度を誇る清水エスパルスの左サイドバック山原怜音。昨季のJ1では、ルーキーイヤーながら8アシストを記録した。チームがJ2に舞台を移した2023シーズンは怪我の影響があり出場試合数は19に留まったが、それでも4アシストの成績を残している。どの試合でも積極性を貫く姿勢は清水のなかでも際立っていた。実力は間違いなくJ1クラス。来季どこでプレーするのか楽しみだ。
DF中塩大貴(ザスパクサツ群馬)
9人目は、ザスパクサツ群馬の左サイドバックとして新境地を開拓した中塩大貴。元々はフィードが上手く希少な左利きのセンターバックだが、今季加入した群馬では左サイドバックを中心として全試合に出場。自慢の左足はプロ初を含む3得点を生み、そのうち2つは決勝点となっている。
プロ入りから4年間でJ1からJ3まで4クラブ(ヴァンフォーレ甲府、横浜FC、ギラヴァンツ北九州、群馬)を経験した苦労人は、2024シーズンをどのクラブで迎えるのだろうか。
(※2023年12月25日9時にザスパクサツ群馬が契約更新を発表)
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