佐藤亮(ザスパクサツ群馬)
5人目は、プロ1年目から注目を集めていた佐藤亮。プロ入り前の2019年、明治大学で主将を務め大学サッカー3冠を達成した男がついにJ2の舞台で明確な結果を残した。2020年のルーキーイヤーから技術の高さを示し、開幕ではスタメンを飾ったものの、その後は途中出場が増え得点数も伸びず。当時J2所属のギラヴァンツ北九州で、2シーズン合計7得点に留まった。
北九州がJ3に降格した2022シーズンは8得点を挙げたが、2023シーズンからはJ2のザスパクサツ群馬へ移籍。群馬では1年目にして背番号10を背負い、右サイドを主戦場にいずれもチームトップとなる6得点9アシストを記録した。左足のキックで観る者を魅了する姿は、多くのクラブ関係者の目にも留まっているだろう。
カルリーニョス・ジュニオ(清水エスパルス)
6人目は、今季のJ2得点ランキングで3位となる15得点を挙げたカルリーニョス・ジュニオ。2020シーズンに清水へ加入すると、Jリーグ初挑戦ながらJ1で10得点を記録。
2021年4月と7月に右膝内側側副靭帯を損傷し、翌2022シーズンまでは得点数が激減したが、それでもJ2で戦うこととなった今季は左サイドで本領を発揮。クロスやシュートの精度が高く、スピードやジャンプ力といった身体能力にも優れている。すでにJ1での実績があるだけに、左サイドの補強を考えるクラブがリストアップする可能性は高い。
中島元彦(ベガルタ仙台)
7人目は、ベガルタ仙台で6得点5アシストを記録した中島元彦。セレッソ大阪の下部組織で育ち、2018シーズンにトップチームへ昇格。C大阪では定位置を掴めなかったものの、期限付き移籍先のアルビレックス新潟やベガルタ仙台では出場機会を得て着実に成長を遂げた。
FW登録ではあるものの、ボランチより前であればどこでもプレーできるユーティリティプレーヤーで、特徴は両足ともに高いキック精度。強烈なミドルシュートでゴールを狙い、セットプレーのキッカーでは横回転のかかったボールで得点に絡む。現在も所属元はC大阪のままであり、来季どこでプレーするのか要注目の選手だ。
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