
佐藤亮(ザスパクサツ群馬)
J3のギラヴァンツ北九州から今季ザスパクサツ群馬へ加入したFW佐藤亮。42試合すべてに出場し、6ゴール9アシストと充実したシーズンを過ごしたと言えよう。このゴール数とアシスト数はいずれもチームトップの数字。流れの中からの正確なクロスはもちろん、セットプレーでも高精度なボールをゴール前へ供給してチャンスを演出している。また、エリア内でのポジション取りも実に効果的。反対サイドからの崩しの場面では、エリア内中央に詰めて厚みを出す働きも果たしゴールも積み重ねた。
挙げた数字とプレーにおける質の高さから、特に群馬の攻撃面で中枢を担ったことに疑いの余地はない。それだけに、J1クラブが補強に向けてこぞってリストアップしていることも考えられる。群馬は今夏の移籍で、FW長倉幹樹がJ1アルビレックス新潟へ移籍。すでに重要な戦力を個人昇格で欠いている。今季はJ3からJ2へ戻ってきた2020シーズン以降最も手ごたえのあるシーズンを過ごした群馬。来季は悲願のJ1昇格に向けてより戦力を強化して臨みたいはずだ。そのためにも佐藤のチーム残留は死守したいところ。果たして守り切れるのか。群馬の背番号「10」の去就から目が離せない。

平川怜(ロアッソ熊本)
今シーズン開幕前、昨季躍進の影響もあり多くの主力選手が他クラブへ流出したロアッソ熊本。しかし、留まった選手や新加入組の活躍もあって、順位こそ大きく下げたもののJ2残留を決めている。なかでも、シーズンを通して八面六臂の活躍を見せたのがMF平川怜だ。今季は41試合とほぼ全試合に出場し7ゴール9アシストをマーク。23歳にしてチームの核としての役割を全うした。
広い視野と正確なボールさばきでのチャンスメイクが大きな魅力。加えて、ゴール前でも冷静なプレー選択と精度維持ができることで、相手守備陣に脅威を与え続けた。もちろん、そのキック精度は流れの中だけでなくセットプレーでも発揮される。まさにJ2でも屈指のゲームメーカーであることを証明した1年だったと言えよう。それだけに、国内はもとより海外も含め複数のクラブから声がかかっても不思議はない。今季キャプテンでもあった平川を失えば、来季再び残留争いに巻き込まれる事態にもなりかねない熊本だが、今冬も移籍で苦しむことになるのだろうか。平川の動向に注目が集まっている。
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