FWパトリック(京都サンガ)
5人目は、11シーズンで計5つのJクラブを渡り歩いてきたFWパトリック。今季所属した京都サンガでは第24節の北海道コンサドーレ札幌戦(3-0)以降は得点できなかったものの、シーズン中盤までは得点を量産。チーム最多の10得点を挙げ、うち4つは決勝点だった。現在、J1で累計96得点を記録しており、通算100得点まであと4に迫っている。日本への帰化を望み日本語を勉強しているため、コミュニケーション面での不安は全くない。一部報道で、名古屋グランパスが獲得に動いているとも言われているストライカーは、来季どこのユニフォームに袖を通すのだろうか。
DFマテイ・ヨニッチ(セレッソ大阪)
6人目は、187cmの高さでセレッソ大阪のゴール前を守り続けてきたDFマテイ・ヨニッチ。2017年に来日すると4シーズンにわたってC大阪の主力に君臨した。2021年には中国の上海申花足球倶楽部に移籍したが、2022シーズンから再びC大阪へ戻り、今季までの2シーズンで48試合に出場。J1通算183試合出場の経験値と実績が魅力的な選手で、退団が発表されるとサポーターからは惜しむ声が上がった。ゴール前の強度を上げたいチームからの需要は大きいだろう。
FWアレックス・シャルク(浦和レッズ)
7人目は、FWや左ウイング、左サイドハーフでの活躍が期待できるオランダ出身のFWアレックス・シャルク。J1では怪我の影響が大きく、2シーズンで19試合3得点1アシストと期待された結果は残せなかった。しかし、コンディションが整って出場した12月15日のFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)準々決勝では、メキシコのレオン相手に先制点かつ決勝ゴールを奪取(1-0)。退団が決まったあとでもモチベーションを維持するプロ意識を示し、最後まで浦和の勝利に尽力している。
MFアルトゥール・カイキ(鹿島アントラーズ)
8人目は、鹿島アントラーズのサイドプレーヤーMFアルトゥール・カイキ。ブラジルでキャリアを重ねて2021シーズンに来日すると、2022シーズンには主に左サイドハーフとして9得点3アシストを記録。今季は6月に負った左大腿直筋損傷の影響など13試合出場で2得点に留まったが、ゴール前での冷静さと、マークを外してヘディングで合わせる高い技術が魅力の選手だ。得点を量産できる力を持つだけに、サイドハーフが積極的に中央へ侵入するチームであれば獲得を狙っている可能性もあるだろう。
MFカイオ・セザール(V・ファーレン長崎)
9人目は、V・ファーレン長崎で契約満了となったMFカイオ・セザール。間違いなくJ2の人気人材だ。2018年に加入した川崎フロンターレでこそ出番を得られなかったものの、2019年6月に期限付きで移籍した長崎で実力を発揮。193cmの長身で高い身体能力を持ちながらテクニックにも秀で、ミドルシュートも完備する。長崎では約4年半を通してボランチの主力であり、現在28歳とまだまだこれからの選手でもある。「またいつか帰ってきたい」と長崎愛を示す背番号10は、来季昇格を目指すクラブにとってうってつけの選手だろう。
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