12日3日に開催された第34節をもって全日程を終了した2023明治安田生命Jリーグ。各クラブから続々と契約満了選手が発表されている。なかでも注目は、Jリーグで十分な実績を挙げている多くの外国籍選手たちだ。
今回は、J1やJ2で契約満了となった選手のなかから、今後も各クラブから人気を集めそうな外国籍選手9名を紹介しよう。
MFジョアン・シミッチ(川崎フロンターレ)
1人目は、川崎フロンターレとの契約が満了となったMFジョアン・シミッチ。ボール奪取能力だけでなく足元の技術があり、ロングボールを跳ね返しピンチを未然に防いでくれることも魅力の選手だ。名古屋グランパス時代も含め計5シーズンにわたりJリーグでプレーしており、もはや日本のチームに馴染めるかなどの不安要素はない。シミッチ自身、引き続き日本でのプレーを希望しているためモチベーションも高い。多くのクラブでレギュラーを務められる実力者は、J1クラブから人気を集めそうだ。
FWレアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)
2人目は、シミッチと同じく川崎フロンターレで契約満了となったFWレアンドロ・ダミアン。元ブラジル代表の実績を引っ提げて来日したストライカーは、2021シーズンに23得点を挙げJ1リーグ得点王と最優秀選手賞を獲得した。得点力に加え、献身的な守備でも大いに貢献できる選手だ。2022年の秋に右足を負傷した影響で今季は12試合3得点に留まったが、終盤はスタメン出場の回数が増加しておりコンディションに不安はない。「日本で続けていきたい」と語る元セレソンの今後に注目したい。
GKヤクブ・ウォビィク(FC東京)
3人目は、FC東京の守護神GKヤクブ・スウォビィク。母国ポーランドでキャリアを積んだスウォビィクがベガルタ仙台に加入したのは2019年7月。当時、仙台を離れたGKシュミット・ダニエル(シント=トロイデンVV・現日本代表)の後任という難しい役割だったが、すぐにスタメンに定着し好セーブを連発した。約2年半の活躍が評価され、2022シーズンからはFC東京へ。今季後半は成長著しいGK野澤大志ブランドンにポジションを明け渡す時期もあったが、2シーズンで57試合に出場したことからも実力は確かだ。ペナルティエリア外からのセーブ率92.3%を誇る元ポーランド代表GKが次に守るゴールはどこになるのか注目だ。
MFアダイウトン(FC東京)
4人目は、Jリーグでジュビロ磐田とFC東京に所属し計9シーズンを過ごしたMFアダイウトン。圧倒的なスピードから積極的にゴールに迫るスタイルで、J1通算233試合54得点を記録。得点数にムラはあるものの猛威を振るってきた。今季も29試合3得点6アシストと一定の数字を残すとともに、スピードでもリーグトップの35.5km/hを記録しており、33歳となった今も衰えはみられない。カウンターを狙うチームにはうってつけの人材で、ニーズはまだまだあるだろう。
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