フェイエノールト所属の日本代表FW上田綺世は、今月14日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)セルティック戦で途中出場もノーゴール。17日にオランダ1部リーグ戦を控える中、現地では上田をスタメン起用するためのシステム変更を求める声が沸き起こっている。
上田は昨季ベルギー1部リーグで22ゴールを挙げると、今年8月にフェイエノールトへ完全移籍。しかしメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスが絶対的ストライカーとして君臨しているだけに、今季ここまで公式戦でのスタメン出場はわずか1試合だ。
上田がベンチを温めている中、フェイエノールトは直近4試合で1勝3敗と足踏み。今月3日のPSVアイントホーフェン戦で敗れて、首位の座をPSVに明け渡したほか、セルティック戦でも後半アディショナルタイムに決勝ゴールを許すなど、チーム全体の調子が下降線を辿っている。
そんな中、フェイエノールトOBのヴィレム・ファン・ハネヘム氏は、オランダ紙『アルヘメン・ダフブラット』のポッドキャスト番組に出演すると、「アルネ・スロットは偉大な監督かもしれないが、起用法に一貫性がない」と現指揮官を批判。「私の考えでは、上田をヒメネスと一緒に前線で起用する」と語るなど、上田のベンチスタートに対して疑問を投げかけた。
なおファン・ハネヘム氏は先月、『アルヘメン・ダフブラット』のコラムで「ベンチにいる上田は、時々こう思っているだろう。『スロット監督は僕を何度かピッチに立たせて、5分よりもう少し長い時間プレーさせてくれたら、僕もすぐに得点ランキングのトップに立てるよ』とね」とし、同選手が起用法に不満を抱いている可能性を指摘している。
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