浦和レッズ所属FWブライアン・リンセンは、今月15日に行われたFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)クラブ・レオン戦でベンチ入りも出番なし。試合前、母国オランダメディアに対して日本サッカーの印象について語っている。
リンセンはオランダ1部フィテッセやフェイエノールトなどを経て、昨年6月に浦和へ完全移籍。親善試合パリ・サンジェルマン戦でデビューも負傷したことにより、来日1年目は公式戦でプレーする機会がほとんど無かった。
そして今季もリーグ戦で19試合の出場にとどまり、2ゴール1アシスト。それでもAFCチャンピオンズリーグ2023/24シーズンのグループステージでは6試合中4試合でスタメン出場と、終盤になって徐々に出場時間を増やしている。
そんなリンセンはクラブ・レオン戦前、オランダメディア『NOS』のインタビューに対応。母国オランダと比較しながら、日本サッカーの特徴について以下のようなコメントを残している。
「トレーニング中に誰もお互いを罵ったり、怒鳴ったりしないことに、最初驚いたよ。オランダでは悪い(精度の低い)パスを出した時に、怒鳴り声が聞こえるけど、日本ではそういうことはない。せいぜい誰かが視線をそらすくらいだね」
練習を通じてカルチャーショックを感じたリンセン。今年5月にACL2022/23シーズンのタイトルを獲得した後の様子についても「盛大なパーティーになるだろうと思っていたけど、ロッカールームでは何事もなかったかのように見えた。着替えてから一杯飲んだだけ。優勝してから2時間後には、家のソファでくつろいでいたんだ」と、自身の思い描いていたものとギャップがあったという。
なお『NOS』は、リンセンが浦和移籍を決断するに至るまでの過程について「1990年代後半に日本(ジェフユナイテッド市原)でプレーしていたピーター・ボスと電話で話したことが、彼の熱意に火をつけた。そして、YouTubeで浦和サポーターの様子を捉えた動画を見つけた。それはいい意味で奇抜なものだった」と綴っている。
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