僅か1シーズンでJ2リーグに逆戻りとなった横浜FCは、12月12日、四方田修平監督(50歳)の契約更新を決定した。これを受けて、ベトナムの複数メディアが「グエン・コン・フオンにとって悲報が飛び込んできた」と報じた。
ベトナム代表FWグエン・コン・フオン(28歳)は、今シーズンからJ1横浜FCに完全移籍で加入。若手時代の2016年にはJ2水戸ホーリーホックに期限付き移籍しており、2度目のJリーグ挑戦。キャリア通算では4度目(水戸、仁川U、シント=トロイデン、横浜FC)の海外挑戦となり活躍が期待されていたが、結局リーグ戦での出場はなくルヴァンカップで2分間出場したのみに留まった。
ベトナムメディアは、コン・フオンを構想外として一切起用しなかった四方田監督の続投が決まったことで、コン・フオンの新シーズン展望に暗い影を落としたと見ている。J2降格に伴う主力の大量退団などで同選手にも出場機会が巡ってくるのではと当初は楽観視していたメディアだが、一転して「お先真っ暗」と悲観的になっている。
コン・フオンはこの1年間、全くと言っていいほど公式戦に出場していない。そのせいで試合勘やプレーの強度が著しく低下していると指摘されており、ベトナム代表のフィリップ・トルシエ監督からは「今の彼は代表招集に値しない」と厳しい評価を受けてしまっている。
かつてのチームメイトや専門家からは横浜FCの早期退団をアドバイスされているが、コン・フオン自身は今後の去就について依然として沈黙を守っている。一部メディアは、Vリーグだけでなくタイの複数クラブが同選手の獲得に関心を示していると噂している。このまま日本に留まるのか、ベトナムに戻るのか、はたまたタイに新天地を求めるのか、ベトナム全土のファンが同選手の動向を見守っている。
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