日本代表・海外組 海外日本人選手

町田移籍報道も…STVVシュミットに日本代表・渡辺剛所属ヘント移籍浮上のワケ

シュミット・ダニエル 写真:Getty Images

 ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)所属の日本代表GKシュミット・ダニエルは、今年夏のフランス移籍破談もあり、GK鈴木彩艶の控えに。J1昇格組であるFC町田ゼルビアからの関心も報じられているが、ここにきて日本代表DF渡辺剛擁するKAAヘントが移籍先候補に浮上している。

 シュミットは昨季までSTVVの正守護神として活躍。今季もベルギー1部リーグ開幕から4試合つづけて先発出場した後、リーグアン(フランス1部)FCメスへの加入が確実とみられていたが、移籍市場最終日に破談。STVV残留に至ると、9月以降はリーグ戦で出番がない状況だ。

 日本代表でも9月の欧州遠征を最後に招集外となっているシュミットだが、10月下旬には一部で町田移籍の可能性が報じられた。

 そんな中、ベルギーメディア『Voetbal』は、ベルギー1部3位ヘントの補強計画を特集。これによると、ヘントは今季リーグ戦10試合でスタメン出場していたGKポール・ナルディの長期離脱により、ゴールキーパーの補強が急務だという。

 また同メディアはゴールキーパーの獲得候補として、シュミットら6選手の名前を挙げると、シュミットについて「今年夏に最も奇妙な移籍破談を経験したひとりだ。STVV退団は決定的かと思われたが、予想に反してSTVVに残った。ここまでは良かったが、さらに悪いことに、STVVは正守護神として鈴木を獲得した。シュミットは31歳と全盛期を迎えており、ベルギー1部リーグを知り尽くしているが、STVVで出番がない」と綴っている。

 なお一部の報道によると、町田はシュミットの他にもドイツ2部ハノーファー所属の元日本代表DF室屋成を獲得する可能性があるという。ただ室屋は今月3日のドイツ2部リーグ第15節パーダーボルン戦で今季初めてスタメンに抜てきされてフル出場。現地では、ポジション争いのライバルであるDFヤニク・デームがしばらくベンチを温める可能性も報じられている。