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札幌ミシャ監督、浦和サポーターに「黙って帰って」来季続投が基本線

ミハイロ・ペトロヴィッチ監督 写真:Getty Images

 北海道コンサドーレ札幌は今月3日に行われた明治安田生命J1リーグ最終節で、浦和レッズに0-2と敗戦。試合後、同クラブの三上大勝代表取締役GMがミハイロ・ペトロヴィッチ監督の来季続投方針を明言すると、指揮官が古巣の浦和サポーターにジョークを飛ばした。

 札幌は今季ホーム最終戦で58分にPKから先制ゴールを奪われると、72分にはMF中島翔哉の反転ボレーから追加点を献上。反撃も虚しく、元日本代表MF小野伸二の現役ラストマッチを勝利で飾ることはできなかった。

 三上GMは試合終了後の今季ホーム最終戦セレモニーで、ペトロヴィッチ監督の来季続投が基本線であることを明言。指揮官の帰国後に交渉を進める方針を打ち出した。

 その後、ペトロヴィッチ監督もマイクの前に立ち、今季の戦いを総括。ただ今季最終戦の相手が古巣の浦和だったこともあり、「浦和サポーターの皆さん、今私にブーイングされた方。典型的な浦和サポーターだなと思いました」と言い放つと、場内から笑いと拍手が沸き起こる。

 さらに現札幌指揮官は「これが6シーズン浦和を率いた監督に対するリスペクトだと思います。アウェイチームの最後のセレモニー邪魔しないでもらっていいですか?今日3ポイントとったので、黙って帰ってもらっていいですか?」と呼びかけ。アウェイエリアに座っていた一部のサポーターが思わず笑みを浮かべるなど、終始和やかなムードだった。