Jリーグ ツエーゲン金沢

ツエーゲン金沢がJ2復帰のために手放せない選手トップ5

ツエーゲン金沢 MF藤村慶太 写真:Getty Images

3位:藤村慶太

金沢での6シーズン目を迎えたMF藤村慶太。今季も39試合に出場しそのほとんどがスタメンフル出場。もちろん出場時間はチーム内最長を誇る紛うことなきチームの中軸だ。魅力は今季も大きな武器となっていたキック精度の高さ。ゴール数、アシスト数ともに伸び悩んだが、セットプレーや自陣からの組み立てはもちろんサイドに出てのクロスでも持ち前の正確なキックで敵守備陣に脅威を与えていた。さらに、両脚から放たれるコースを突いた鋭いシュートでも存在感を発揮している。

金沢でも在籍年数の長い選手となるだけに、J3降格の責任も感じていることだろう。声をかけるクラブも少なからずあるだろうが、金沢というチームを熟知する選手の1人として、チャンスを演出できる大きな存在感も含め手放せない選手3位とした。


FW林誠道(FC今治所属時)写真:Getty Images

2位:林誠道

昨2022シーズンのチームトップスコアラーであり、J2リーグ全体を見ても4番目に多い13ゴールを挙げたFW林誠道。今季は背番号9を背負い、昨年以上の得点を期待されたが7ゴールにとどまった。とはいえ、これまでと変わらず攻撃での貢献度は高く、くさびのパスを受けてボールを収め正確につなぐ技術などゲームメイクでも持ち味を発揮。また、前線から積極的なプレスでのボール奪取や献身的なプレスバックなど守備面でも欠かせない存在であったことは間違いない。

単純な数字で比較してしまえば、昨季ほどゴールに関わる働きは果たせなかった林。しかし、確かな技術で攻撃の始点と終点を司る能力に加え、守備面での貢献は高く評価されて然るべきであることから、手放せない選手2位とした。


MF加藤潤也(ザスパクサツ群馬所属時)写真:Getty Images

1位:加藤潤也

金沢が手放せない選手の1位には、チームトップタイとなる9ゴールと2つのアシストで攻撃を牽引してきたMF加藤潤也を挙げたい。今季ザスパクサツ群馬から加入した新戦力ながら、39試合とほぼすべてのゲームに出場し苦しむチームを支えてきた。敵陣でも高いキープ力を発揮し、ボールを持てば周囲にスピード感をもたらして丁寧なパスでそれを活かす。ゴールだけでなく攻撃面すべてにおいてもチームに欠かせない存在として君臨してきた。

特にアタッキングサードでのプレー精度の高さは、J2他クラブの選手と比較してもトップクラスと言えよう。それだけに、J2はもとよりJ1クラブから声がかかっても不思議はない。能力はもちろん、ガイナーレ鳥取でJ3も経験済み。何としても1年でJ2に復帰したい金沢にとって、これほど頼れる存在もいないであろうことから、手放せない選手1位とした。

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名前大島俊亮
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