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川崎から三笘薫獲得狙った過去。ロシア幹部激白「高額年俸要求で脅しだと…」

三笘薫(川崎フロンターレ在籍時) 写真:Getty Images

 日本代表MF三笘薫は、現在プレミアリーグ(イングランド1部)ブライトンで活躍。川崎フロンターレ在籍時に、セルティックにくわえてロシア移籍の選択肢もあったという。

 筑波大学出身の三笘は、2020年に川崎へ加入。プロ1年目からリーグ戦30試合出場で13ゴール12アシストをマークするなど、J1制覇に大きく貢献。翌年にはU24日本代表の一員として東京五輪の舞台でプレーすると、大会終了後に川崎からブライトンへの完全移籍が正式決定。当時はイギリスでの労働許可証基準を満たしていなかったため、ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)へレンタル移籍となったが、1年でブライトンに復帰している。

 ブライトン移籍前の時点で、海外クラブから注目を浴びていた三笘。トッテナム・ホットスパー率いるアンジェ・ポステコグルー監督は、セルティック指揮官時代に同選手の獲得に失敗したことを明かしていた。

 またロシア1部ディナモ・モスクワも、プロ1年目の時点ですでに熱視線を送っていたとのこと。同クラブの幹部が今月、ロシアメディア『RBスポーツ』のインタビューで、以下のように幻の三笘獲得を振り返った。

 「彼が日本のクラブ(川崎フロンターレ)でプレーしていたとき、我々は彼と交渉した。私の記憶だと、あの時彼は23、24歳で、大卒1年目だったと思う。我々は彼に賭けようと思っていたが、交渉の最終段階になってプレミアリーグ移籍のオプションがあるとして、高額年俸を要求してきた。我々に対する脅しだと思ったが、しばらくした後に脅しでないことが分かった。以前受け取っていた年俸額の10倍以上だったんだ」

 なおディナモ・モスクワはロシア1部リーグでの優勝がなく、昨季は首位ゼニト・サンクトペテルブルクから勝ち点25差の9位で終了。今季はここまで16試合を終えて首位ゼニトから勝ち点4差の3位と、上位争いを繰り広げている。