フェイエノールト所属FW上田綺世は、今月に行われたFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選2試合で5ゴールと活躍。来年1月開催のAFCアジアカップ参戦が濃厚であると同時に、所属先のフェイエノールトでより厳しい立場に置かれる可能性もあるようだ。
上田は今年8月にサークル・ブルッヘからフェイエノールトへのステップアップ移籍を果たしたが、今季はここまでオランダ1部リーグ戦でスタメン出場ゼロ。FWサンティアゴ・ヒメネスがすでにリーグ戦で2桁ゴールを挙げるなど、絶対的ストライカーとして君臨している。
一方、森保ジャパンではFW浅野拓磨(VfLボーフム)やFW前田大然、FW古橋亨梧(いずれもセルティック)とポジション争いを繰り広げる中、徐々にスタメンでの出場機会が増加。今月開催のW杯予選ミャンマー戦で先制ゴールを含むハットトリックを達成すると、シリア戦でも2ゴールをマークしている。
今や日本代表に欠かせない存在である上田。アジアカップ参戦となれば、オランダ1部リーグ戦を最大5試合欠場することになる。それだけに、フェイエノールトは来年1月でのストライカー獲得を検討しているという。
オランダメディア『1908.nl』によると、フェイエノールトのアルネ・スロット監督は24日の会見で「(補強の可能性について)当然、社内で話し合っている。日本代表がグループステージで敗退せず、かなり勝ち進む可能性があるからね」と、上田が一時的にチームを離れる可能性に言及。
「優秀なストライカーが2人いて、そのうちの1人が1カ月も休んでいる。今後数週間のうちに、本当に必要な人材がいるかどうか、結論を出さなければならない。つまり今後数週間の結果が、来年1月の選択に影響を与えるということだ」と補強を示唆したという。ヒメネスの控え要員である上田。アジアカップ参戦中に新戦力の加入や新たなライバルの台頭となれば、3番手に降格する可能性もある。
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