ベガルタ仙台は今月12日開催の明治安田生命J2リーグ第42節で、FC町田ゼルビアに1-3と敗北。リーグ16位でJ1昇格圏から程遠い結果に終わっただけに、クラブのサポーター処分に対する不満が噴出。経営陣の刷新を求める横断幕が掲げられている。
仙台はJ1復帰を最大目標に今季をスタートさせたが、中盤に失速すると7月中旬に伊藤彰監督を解任。堀孝史コーチの監督昇格後も状況は好転せず、10月8日に行われたいわきFC戦でのドローにより、J1昇格の可能性が消滅していた。
そしてユアテックスタジアム仙台で行われた町田戦では、J2王者に地力の差を見せつけられて1-3と敗北。12勝12分18敗でプレーオフ出場圏の6位ジェフユナイテッド市原・千葉から勝ち点19差の16位に終わった。
試合後、バックスタンドやゴール裏に複数の横断幕が掲出。「史上最低の上層部は、この成績でどう責任を取る?」「去れ仙台の為に」「【急募】社長・取締役、経験者優遇有り 未経験歓迎」など、幹部の退陣を求める声が沸き起こっている。
その仙台は、今年6月11日にユアテックスタジアム仙台で行われた磐田戦でFW後藤啓介のパフォーマンスへの抗議を目的として、試合後に一部サポーターがバス囲みを実施。クラブはサポーター22名に無期限の入場禁止処分を通達していた。
また2015年12月から2023年6月16日までの間、元社員がチケット等合計約1100万円分を着服。磐田戦での事案とあわせて、Jリーグから1000万円の罰金処分を受けると、代表取締役や取締役の月額報酬自主返納も正式決定していた。
それだけに町田戦後には「サポーターは処分、上層部は自主返納。あなた方の処分は?」「白幕出すと今度は誹謗中傷で出禁ですか?」という内容の横断幕も掲出。その時の様子はX(旧ツイッター)上で拡散されて、様々な声が飛び交っている。
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