ラツィオ所属の日本代表MF鎌田大地は、今月7日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節フェイエノールト戦でスタメン出場する可能性が高い模様。FW上田綺世との日本人対決実現が期待される一方、現地では鎌田をはじめラツィオの新戦力に厳しい目が向けられている。
鎌田は今季開幕からリーグ戦4試合つづけてスタメン出場も、その後はMFマテオ・ゲンドゥージの台頭もありリーグ戦全試合でベンチスタート。CLグループステージでも第2節アトレティコ・マドリード戦まで先発出場していたが、先月25日開催の第3節フェイエノールト戦では出番がなかった。
今月3日のセリエA第11節ボローニャ戦では、プレー時間およそ10分で存在感を発揮できなかった鎌田。しかしラツィオの専門サイト『Solo la Lazio』は、鎌田がフェイエノールト戦でスタメンに復帰すると予想。
鎌田とMFルイス・アルベルトのプレースタイルが似ているとした上で、「アルベルトは直近2試合で疲労蓄積の兆候を見せているため、フェイエノールト戦で休養を取る可能性がある。マウリツィオ・サッリ監督は、(先月25日の)フェイエノールト戦で鎌田ではなくアルベルトをスタメン起用したことを後悔している」と伝えている。
一方、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』はフェイエノールト戦を前に、ラツィオの新戦力を分析。「ゲンドゥージと鎌田は良い選手だが、どちらも昨シーズンまでラツィオに在籍していたセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチには及ばない。ラツィオのメンバーレベルは下がった」と、中盤の陣容に不満を覗かせている。
昨季セリエAで2位のラツィオだが、今季は開幕ダッシュに失敗。第11節終了時点で5勝1分5敗と10位に甘んじている。12日にローマとのダービーマッチを控える中、果たして鎌田はフェイエノールト戦で現地メディアの評価を覆せるのだろうか。
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