スコットランド1部セルティックからアビスパ福岡へ期限付き移籍中の元日本代表MF井手口陽介は、今月4日に行われたYBCルヴァンカップ決勝・浦和レッズ戦でフル出場。主力選手として優勝に大きく貢献したが、イギリス国内では井手口の福岡完全移籍報道や、同選手が福岡で復調した背景に注目が集まっている。
井手口は2021年12月にガンバ大阪からセルティックへ完全移籍も、加入から3週間後のカップ戦で相手選手から強烈なタックルを受けて膝を負傷。2022/23シーズン開幕直前に再び負傷すると、公式戦で出番なし。セルティックで構想外となり、今年2月に1年レンタルにより福岡へ加入していた。
福岡加入後も負傷離脱していた井手口だが、今年6月の復帰以降はリーグ戦ほぼ全試合で先発出場。ルヴァンカップ決勝戦でも躍動し、クラブに初タイトルをもたらしている。
一部報道によると、福岡は完全移籍での井手口獲得を目指すとのこと。この報道内容に反応したのが英紙『サン』だ。同紙は「忘れ去られたセルティックの選手」と見出しをうち、「セルティックによる日本からの契約は成功を収め、古橋亨梧、旗手怜央、前田大然は全員主力選手となった。しかし、井手口はうまくいかなかった」
「アビスパ福岡で必要不可欠な存在となった井手口は、セルティック(のポジション争い)に割って入るチャンスがほとんどないと感じている。今年3月に負傷離脱したことにより、福岡のスタイルに適応する時間を与えられた」と、福岡で復調した理由もあわせて伝えている。
Jリーグ復帰後に復活を遂げて、福岡のファン・サポーターから絶大な支持を得ている井手口。セルティックとの契約を2026年6月まで残す中、福岡への完全移籍が実現するか注目が集まる。
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