FC町田ゼルビアは今月5日に行われた明治安田生命J2リーグ第41節で、レノファ山口に2-0と勝利。ただこの一戦では、町田所属GK福井光輝による山口所属FW梅木翼に対するラフプレーに注目が集まっている。
問題視されているのは、0-0で迎えた前半33分のシーン。梅木は最終ラインからのロングフィードに対して、敵陣ペナルティエリア外でゴールに背中を向けた状態でボールを収めようとした。しかし背後から福井が左膝を上げながら激突。衝撃を伴って梅木が倒れると、主審は笛を吹いて福井にイエローカードを提示した。
福井はイエローカードを貰った直後にヘディングをアピールしたが、DAZN中継で解説の中島浩司氏は「ヘディングはしていますけど、ちょっと危険な競り方ですね。(ペナルティエリアから)出たからには、ファウルしてでも(止めないといけない)。入れ替わられたらダメという意識が、この危険なプレーに繋がった」と私見を述べている。
するとX(旧ツイッター)上ではファウルの場面におけるDAZN中継映像がアップ。10秒ほどで切り取られた動画が拡散。「これはひどい…」「選手生命に関わる」「梅木の怪我が心配…」といった声や、危険なプレーであるだけに「レッドカードが妥当なのでは?」と主審の判定に対する疑問が噴出。J2リーグでのVAR(ビデオアシスタントレフェリー)導入を求めるファン・サポーターもいる。
また町田所属選手によるプレーが過去にも議論の対象となっていただけに、一部からは「町田荒いな」「町田がJ1に上がってくるのが本当に怖い」といったコメントも。激しいフィジカルコンタクトが不安視されている。
福井との接触でピッチにうずくまった梅木だったが、数分間の中断を経て復帰。試合終了のホイッスルが吹かれるまでプレーしただけに、山口サポーターからは安堵の声が上がっている。
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