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元鹿島MF三竿健斗は「自分に厳しい」移籍後初ゴール後の発言をベルギー紙絶賛

三竿健斗 写真:Getty Images

 元鹿島アントラーズ所属選手のMF三竿健斗は、今年7月にCDサンタ・クララからベルギー1部OHルーヴェンへ完全移籍。先月末のアンデルレヒト戦で移籍後初ゴールをマークしたが、現地では同選手の試合後コメントに注目が集まっている。

 三竿は昨年12月に鹿島からサンタ・クララへ移籍も、サンタ・クララのポルトガル2部リーグ降格もあり、わずか半年で退団。7月19日にOHルーヴェンに加入したが、労働許可証の発行に時間を要したこともあり、リーグ戦開幕から5試合つづけてベンチ外だった。

 それでも9月1日開催の第6節KVコルトレイク戦でデビューすると、10月7日の第10節サークル・ブルッヘ戦から3試合続けてスタメン出場。28日の第12節アンデルレヒト戦で前半6分に豪快なミドルシュートからゴールネットを揺らした。

 OHルーヴェンは今季ここまで3勝3分6敗と、開幕ダッシュに失敗。2部降格圏の13位に沈んでいるほか、サークル・ブルッヘ戦後に監督交代を実施。アンデルレヒト戦でも1-5と地力の差を見せつけられた。

 ベルギー紙『Het Nieuwsblad』によると、選手本人はアンデルレヒト戦後に「(今の監督からは)僕に何が期待されているかは非常に明確なので、チーム内で良い感じでプレーできています。守備面ではすでにフィットしていますが、攻撃面ではまだ改善すべきことがあります。プレッシャーがある中でプレーすることに慣れないといけません」と反省点を口にしたとのこと。

 同紙は「この日本人選手はアンデルレヒト戦で唯一のゴールを決めたが、自分自身に対して非常に厳しい」と、三竿のメンタリティーを称えている。監督交代により、序列アップの兆しがあるだけに、今月4日のウェステルロー戦での活躍が期待される。