2023明治安田生命J1リーグ第31節の9試合が10月27日~29日に開催された。上位勢では、首位ヴィッセル神戸が引き分けで勝ち点1に留まる中、追う横浜F・マリノスが勝利を収めて勝ち点差を縮めることに成功。残留争いでは湘南ベルマーレが神戸と引き分けて、大きな勝ち点1を得た。
ここでは、今季の最終順位に大きく影響しそうな第31節で活躍した選手たちを、ベストイレブン形式で紹介していく。
GK:小島亨介(アルビレックス新潟)
直近5戦負けなしと好調なアルビレックス新潟は、第31節で京都サンガと対戦。1-0と接戦を制して無敗記録を6に伸ばした。安定した守備で無失点に抑えたこの試合では、日本代表GK小島亨介も好プレー連発で貢献している。ビルドアップ時の冷静さはいつもと変わらず。近距離でのヒールシュートやヘッドにも反応するなどセーブ力も披露した。
DF:エドゥアルド(横浜F・マリノス)
首位ヴィッセル神戸を追う横浜F・マリノスは、リーグ戦、カップ戦ともに好調なアビスパ福岡と対戦。4-0と大勝で首位との勝ち点差を2に縮めた。逆転優勝に向け大きな1勝を得た今節、2試合ぶりに先発したDFエドゥアルドが躍動した。正確なフィードで先制点に絡み、抜群のカバーリング力で無失点にも貢献。まさに自身の価値を証明する1戦となった。
DF:渡邊泰基(アルビレックス新潟)
好調のアルビレックス新潟は、第31節でも京都サンガを下し無敗を6に伸ばした(1-0)。接戦となったこの試合で唯一ゴールを挙げたのがDF渡邊泰基だ。前節に続いてスタメンで起用されると、セットプレーのチャンスでゴール前に飛び込んで来たボールを逃さず左足でシュート。守備でも失点0に抑える堅守に貢献し、勝利の立役者となった。
DF:毎熊晟矢(セレッソ大阪)
ガンバ大阪との大阪ダービーに臨んだ第31節のセレッソ大阪(1-0)。ダービーらしい緊迫した試合展開の中、日本代表DF毎熊晟矢は攻守両面で躍動した。G大阪の左サイドDF黒川圭介とのバトルを繰り広げ、奪い切る守備力の高さを見せつけて攻撃の形を作らせず堅守の一角を担った。これで今季のダービーは2戦2勝。残る3戦に向け、チームに勢いをつける勝利に大きく貢献した。
MF:満田誠(サンフレッチェ広島)
大怪我からの復帰後、好調ぶりを遺憾なく発揮しているサンフレッチェ広島のMF満田誠。第31節も中盤で起用され、貴重な勝ち越しゴールを挙げた(対FC東京2-1)。FWドウグラス・ヴィエイラとの鮮やかなワンツーからゴールを決め、その他の場面でも自陣での巧みなドリブルや素早い攻守の切り替えでボール奪取する姿を披露。今季は優勝の可能性が潰えている広島だが、1つでも上の順位を目指し躍動する若き中心選手から残り3試合も目が離せない。
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