ブンデスリーガ(ドイツ1部)ボルシアMG所属の日本代表DF板倉滉には、プレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム・ホットスパー移籍の可能性が浮上。現地では元トッテナム所属選手が比較対象に上がっているほか、日本人選手の移籍金の安さにも注目が集まっている。
板倉は昨年7月、マンチェスター・シティからボルシアMGへ完全移籍すると、加入1年目から不動のセンターバックとして活躍。今季も開幕から10月の国際Aマッチデー期間前までリーグ戦全試合スタメン出場。守備面での貢献度にくわえて2ゴールをマークしていたが、今月26日に足首の手術を受けることが正式決定。数週間の離脱を余儀なくされている。
ボルシアMGと2026年6月まで契約を残している板倉だが、スペインメディア『fichajes』は「アンジェ・ポステコグルー監督率いるトッテナムが、板倉への関心を継続」とリポート。現在首位を走るトッテナムは、来年1月の移籍ウィンドウでセンターバックの選手層強化を目指しているという。
すると英メディア『フットボール・ファンキャスト』は、「DFエリック・ダイアーは今季まだ出番がない。来年6月に契約満了を迎えるが、このまま退団することになりそうだ」とトッテナムが板倉獲得に動くと考えられる背景を説明。
「トッテナムにとって、この日本代表DFはコストに優しい獲得となる可能性がある」と日本人選手の移籍金の安さに注目した上で、元ベルギー代表DFヤン・フェルトンゲンと比較している。
フェルトンゲンはかつて2012年夏から8シーズンにわたりトッテナムでプレー。『フットボール・ファンキャスト』はビルドアップ能力で板倉がフェルトンゲンに匹敵するとの見方を示すとともに、「板倉と契約することにより、トッテナムはダイアーの後釜を確保するだけではなく、近年の歴史の中で最も優れたディフェンダーのひとりとしての地位を確立し、中心的な役割を果たしたフェルトンゲンと同等の選手を獲得することになる」と綴っている。
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