サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月のカナダ戦とチュニジア戦でいずれも勝利。今年11月にFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選を控える中、アジアサッカー連盟(AFC)が11月21日に行われるシリア戦の中立開催地を発表した。
シリアの隣国では、イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザを実効支配するハマスが戦争状態にあり、今もなお収束の見通しは立っていない。またシリア国営テレビは今月12日に首都ダマスカスとアレッポの空港がイスラエル軍のミサイル攻撃に遭ったと報道。日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長は「シリアで開催するのは難しいと聞いている」とコメントを残すなど、中立開催はほぼ確実とみられていた。
AFC公式サイトでは、今月20日8時時点で日本対シリアの開催地が「ジェッダのプリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム」と明記。サウジアラビア国内での中立開催が確定したとみられる。
またW杯アジア2次予選で日本と同組の北朝鮮代表は、11月17日のシリア戦を控えているが、このアウェイゲームに関してはジェッダ開催となった模様。ただ21日に控えるミャンマーとのアウェイゲームに関しては、依然として開催地未定とのことだ。
なお日本は11月に2試合を戦った後、来年3月21日にホームで北朝鮮を迎え撃つほか、同月26日には敵地で対戦する予定となっている。ただ北朝鮮が第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)男子サッカー競技の準々決勝で日本相手にラフプレーを連発したほか、審判や日本スタッフを威嚇したこともあり、日本のファン・サポーターからは北朝鮮のホームゲーム剥奪を求める声が上がっている。
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