2026FIFAワールドカップ(W杯)アジア1次予選2ndレグが10月17日に各地で行われ、カンボジア代表(FIFAランキング177位)がアウェーでパキスタン代表(同197位)に0-1で敗れた。これで2試合トータル0-1となり、カンボジアの1次予選敗退が決まった。
カンボジアは同予選に向けて、日本人MF小川雄大(元FC岐阜)とカメルーン人FWプリヴァ・ムバルガを帰化させて代表招集していたが、ムバルガについては書類の不備があり、FIFAから予選出場のNGが出た。一方、小川はセントラルミッドフィルダーとして、1stレグ・2ndレグともにフル出場して中盤の舵取り役を務めた。
カンボジアはホームで行われた1stレグで終始主導権を握りながらもスコアレスドロー。アウェーで行われた2ndレグもカンボジアが6割以上ボールを握ったものの、なかなかシュートが枠に飛ばず、決定力不足に泣いた。
パキスタンは68分にMFハルン・ハミド(元クイーンズ・パーク・レンジャーズ)が値千金の決勝ゴールを挙げて、1-0で勝利。パキスタンにとってはW杯予選で史上初の勝利となり、この日スタジアムは歓喜の熱狂に包まれた。
近年躍進著しいカンボジアは、2018年大会、2022年大会に続く3大会連続となる1次予選突破を目指していたが、無念の敗退となった。なお、勝利したパキスタンは続く2次予選で、サウジアラビア(57位)、ヨルダン(84位)、タジキスタン(110位)と同じグループGに入った。
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