サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月に行われたカナダ戦とチュニジア戦でいずれも勝利。先月にも強豪ドイツ代表を下すなど、北中米W杯アジア2次予選開幕を前に好調をキープしているにもかかわらず、韓国国内では「韓国代表が日本代表よりも優れている」という論調が強まっているようだ。
韓国代表は今月13日にチュニジア代表と対戦し、4-0と快勝。コンディション不良でFWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)を欠く中、MFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)やFWファン・ウィジョ(ノリッジ・シティFC)らがゴールネットを揺らした。そして17日開催のベトナム戦では6-0と大勝。FIFAランク95位の相手に地力の差を見せつけている。
すると韓国メディア『ファイナンシャルニュース』は、チュニジア代表の試合結果に注目。同国代表は韓国に4失点で大敗を喫した一方、森保ジャパン相手に2点差で敗れた。
それだけに同メディアは「日本と韓国は今年6月、それぞれエルサルバドル代表やペルー代表と対戦。日本がいずれも勝利した一方、韓国は1分1敗と恥をかいた。しかし今月のチュニジア戦では、韓国の方が点差をつけて勝っている。それにチュニジア戦ではソン・フンミンが不在だった」と綴っている。
韓国では、以前から“日韓比較論”がさかんに叫ばれているが、森保ジャパンがドイツ代表を下した時には、『朝鮮日報』をはじめ複数メディアが「日本と韓国の差がさらに広まった」と嘆いていた。しかし第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)男子サッカー決勝で韓国が日本を下すと、一転して「韓国は日韓戦を歓迎」と躍起になっている。
それだけに『ファイナンシャルニュース』の論調に対して、日本のSNSユーザーからは「韓国は哀れだな」「ゴール数でしか比較できないのか」などといった冷たい声が。「チュニジアは時差がきつくて、コンディションが日本戦よりも韓国戦の方が整っていなかった」「ソン・フンミン不在は理由にならない」「日本も今回、鎌田大地がいないけど?」といったツッコミも見られる。
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