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上田綺世と好相性も…「久保建英はトップ下難しい」と日本代表OB主張のワケ

久保建英 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」のMF久保建英(レアル・ソシエダ)は、17日開催のキリンチャレンジカップ2023(国際親善試合)チュニジア戦で先発出場。トップ下でFW上田綺世(フェイエノールト)との相性の良さを発揮し、FW伊東純也(スタッド・ランス)の追加点をアシストしたとはいえ、日本代表OBの福西崇史氏は久保の起用法で注文を付けている。

 ソシエダで主力選手として活躍している久保は、13日のカナダ戦で出番なしも、チュニジア戦でキレのある動きを披露。トップ下起用も、状況に応じてMF旗手怜央(セルティック)などとポジションチェンジをするなど機転の利いたプレーで相手守備陣をかく乱。後半24分に左サイドから突破すると、ファーサイドでフリーになっていた伊東へグラウンダーのクロスを供給。伊東のゴールをアシストしている。

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 日本代表でのさらなる活躍を期待する声が上がる中、福西氏も久保のパフォーマンスを評価。チュニジア戦後にYouTubeチャンネルを更新すると、伊東のゴールをアシストする直前に見せたボディフェイントを称賛した。

 ただ久保のポジションについては「森保監督は久保を真ん中(トップ下)で選ぶということもしたいと思うけど、やっぱりサイドに行って中へ切り込む方が相手が嫌がる。シュートが打てるという良さも発揮できる」

 「中央だとコンビネーションをうまくしつつ、久保自身が良い状況でボールを貰う場面を作らないといけない。今回のチュニジア戦では、真ん中でのプレーがなかなか難しかったと思う」と持論を展開。トップ下でプレーする場合には、MF南野拓実(ASモナコ)やMF鎌田大地(ラツィオ)とのポジション争いが必至だと主張した。

 欧州トップレベルの舞台でプレーする選手の増加に伴い、代表メンバー争いも激化している日本代表。今回招集外だった選手の中にはMF堂安律(SCフライブルク)や鎌田とカタールW杯出場組も含まれているだけに、森保監督は今後もメンバー選考や起用法で嬉しい悩みを抱えそうだ。