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森保監督の“謙遜”発言を利用?ドイツ代表、アメリカ戦勝利で地力誇示か

森保一監督 写真:Getty Images

 ドイツ代表は先月9日に行われた国際親善試合で、日本代表「森保ジャパン」に1-4と完敗。それでも今月14日の国際親善試合アメリカ戦で勝利した後、森保一監督のコメントに注目が集まっている。

 ドイツはカタールW杯でグループリーグ敗退に終わると、今年3月以降もベルギーやポーランド相手に敗北。自国開催の日本戦ではFW伊東純也(スタッド・ランス)やFW浅野拓磨(VfLボーフム)らにゴールネットを揺らされ、まさかの惨敗。ドイツサッカー連盟は日本戦後にハンジ・フリック監督の解任に踏み切っていた。

 ただ日本戦から中3日で臨んだフランス戦で2-1と白星を飾ると、ユリアン・ナーゲルスマン監督の初陣であるアメリカ戦では、先制点を与えたもののMFイルカイ・ギュンドアン(バルセロナ)らのゴールにより3-1と勝利している。

 フリック監督解任後に復活の兆しを見せる中、ドイツメディア『ran』は「森保監督にとって、ドイツは依然として世界最高の代表チームの一つである」と見出しをうち、日本代表指揮官のコメントを紹介。

 先月に行われたドイツ対日本の前日会見で、森保監督は「我々にはまだやるべきことがたくさんありますし、もっと良くなります。さらなる成長が必要です。ドイツが世界トップレベルのチームであることに変わりはありません」と語っていたが、『ran』はこの発言に対して「ワールドカップでの失敗があろうがなかろうが、森保監督がドイツ代表を絶賛した」と、自国代表を誇っている。