サッカー日本代表「森保ジャパン」のMF旗手怜央は、13日開催のカナダ戦でFW中村敬斗(スタッド・ランス)の負傷退場により途中出場。所属先のスコットランド1部セルティックではインサイドハーフを主戦場としているが、日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏は左サイドバックでのプレーを望んでいる。
旗手は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもと中盤のレギュラーとして活躍。今季もブレンダン・ロジャーズ監督のもとでコンスタントにスタメン起用されると、今年6月の国際親善試合につづき日本代表メンバー入り。カナダ戦では61分からプレーした。
闘莉王氏はカナダ戦翌日にYouTubeチャンネルを更新。カナダ戦出場選手のパフォーマンスを採点する中で「旗手は技術(のレベル)が高い。トラップを間違えないし。パスの出し方、(プレーの)選択もいい。守備は献身的。どのポジションで使ってもやれる。途中出場した選手の中で、一番輝いていた」と評価。
話題が旗手の起用法に及ぶと、「中盤のトライアングルの中で1番使いやすい」と述べつつも、「俺の中では、いまだに左サイドバックが少し不安に感じる。だから試合によっては、左サイドバックで試してもいいかなと思う」と、同選手のユーティリティ性に注目している。
日本代表の左サイドバックは、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)本大会までDF長友佑都(FC東京)がレギュラーに。DF中山雄太(ハダースフィールド・タウンFC)はW杯アジア予選や国際親善試合で長友と競争していたが、昨年11月のアキレス腱負傷により、本大会目前にして日本代表メンバーを辞退していた。
その中山が今年7月まで戦線離脱している間、左サイドバックを巡る事情は変化。長友が今年3月以降、一度も招集されない中、昨年6月にA代表デビューを果たしたDF伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)が1番手に。ただカナダ戦でコンディション不良の伊藤にかわって、中山がフル出場している。
なお日本代表OBの槙野智章氏も闘莉王氏と同じく、旗手の左サイドバック起用を推奨。『ABEMAスポーツタイム』出演時に「(中山と比べて、)より攻撃的にプレーできる。前にも上がれる、インサイドにもポジションをとれてボールの繋ぎ役もできる。パスもシュートも行けるという点で、旗手選手を推したい」と持論を展開している。
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