代表チーム イングランド代表

ユーロ2028のイングランド代表スタメン予想!地元開催で突出するのは誰?

アーセナル MFデクラン・ライス 写真:Getty Images

MF:デクラン・ライス(アーセナル)

イングランド国籍を持つ現役守備的MF(DMF)において、最も優れた能力を持つのがアーセナルのMFデクラン・ライス(24)だろう。その魅力は、守備やボールを持ち運ぶ能力にとどまらない。2021/22シーズンには、22歳ながらウェストハム・ユナイテッドで主将を務めた経験を持つ。

イングランド代表では、2019年3月に20歳でフル代表に初招集。2021年に行われたユーロ2020ではレギュラーポジションを獲得し、チームの準優勝に貢献した。カタールW杯のメンバー入りも果たし、全5試合でスタメン出場。チームの中心ポジションであるDMFにライスのような素晴らしい才能をおけるイングランド代表は、とても恵まれている。


リバプール MFトレント・アレクサンダー=アーノルド 写真:Getty Images

MF:トレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール)

6歳からリバプールの下部組織に所属していたMFトレント・アレクサンダー=アーノルド(25)は、2016年18歳でトップチームデビュー。主に右SBでプレーしてきた。2018/19シーズンの12アシスト、2019/20シーズンの13アシストは、プレミアリーグでDF選手が1シーズン中にアシストした最多記録となった。2022/23シーズン後半からはピッチ中央でのプレーが増え、また2023/24シーズンからは同クラブの副キャプテンを務めている。

イングランド代表としては、2018年ロシアW杯でフル代表に初招集。カタールW杯でもメンバー入りを果たしたが、優秀な選手が多い右SBのポジション争いの中で出場機会は限られた。最近はプレー幅が増えたことからMF枠で招集されるようになったアーノルド。現役選手の中でも1番を争う素晴らしいキック能力を持ち、イングランドに攻撃の脅威を提供し続けることができる。


レアル・マドリード MFジュード・ベリンガム 写真:Getty Images

MF:ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)

改めて、MFジュード・ベリンガムがまだ20歳ということには心底驚かされる。今2023/24シーズンにボルシア・ドルトムントからレアル・マドリードに移籍すると、全公式戦(ラ・リーガ、CL)のうち10試合に出場して10ゴール3アシストを記録。同クラブ加入後10試合で10ゴールを記録した最後の人は、FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)だ。また、ラ・リーガにおける10の得点関与(8ゴール2アシスト)は、現在リーグトップの数字である。

イングランド代表でも、各アンダーカテゴリーで国際試合を経験し、2020年11月13日の国際親善試合(アイルランド戦)で同国代表史上3番目となる17歳136日の若さでフル代表デビューを果たした。2021年6月13日、ユーロ2020のクロアチア戦で途中出場してユーロ史上最年少出場を記録。カタールW杯では全5試合でスタメン出場を果たし、1ゴール(イラン戦)1アシスト(セネガル戦)。既に代表でも強豪クラブでも重要な選手になりつつあるベリンガムは、5年後どこまで成長しているのか。


アーセナル FWブカヨ・サカ 写真:Getty Images

FW:ブカヨ・サカ(アーセナル)

アーセナルの下部組織で育ち、2018年に18歳でプロキャリアを開始したFWブカヨ・サカ(22)。すぐに頭角を表し、近年は2年連続でイングランド男子年間最優秀選手賞(2021/22、2022/23)、PFA年間最優秀若手選手賞(2023)と、ロンドン・フットボール・アワードの年間最優秀若手選手賞(2022/23)を受賞するなどしている。

プレミアリーグにおいては、2022/23シーズンアーセナルで最も多い25得点に関与(14ゴール11アシスト)。また、2021年5月2日(ニューカッスル戦)から2023年10月9日(マンチェスター・シティ戦)の全87試合に出場し、最長連続出場記録保持者となった。現役選手における同リーグ史上最高のウイング(WG)選手の呼び声もある。

イングランド代表ではアンダーカテゴリーを経て、2020年10月1日に19歳にしてフル代表に初招集。ユーロ2020では第3戦のチェコ戦でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出されるなどし、同国の決勝進出に貢献したサカ。カタールW杯では4試合に出場(全5試合)し、チーム最多タイとなる3ゴールと1PK獲得でベスト8に貢献している。


マンチェスター・シティ FWフィル・フォーデン 写真:Getty Images

FW:フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)

9歳からマンチェスター・シティの下部組織に所属するFWフィル・フォーデン(23)は、17歳でトップチームデビュー。徐々に出場機会を増やし、2020/21シーズンから2年連続でプレミアリーグ最優秀若手選手賞とPFA年間最優秀若手選手賞を受賞。シティのグアルディオラ監督も「プレミアリーグで最高の選手の1人になる」「絶対に放出があり得ない選手は彼(フォーデン)だけだ」「選手としても監督としても、自分が見てきた中で最も才能に恵まれている」と大絶賛した。

イングランド代表としては、2017年にU-17インドW杯のメンバーに招集されると、最優秀選手賞を獲得する活躍で大会初優勝に貢献。2020年8月のUEFAネーションズリーグでフル代表に初招集され、カタールW杯では4試合(全5試合)に出場して1ゴール2アシストを記録した。フォーデンの5年後、ユーロ2028にも期待だ。


バイエルン・ミュンヘン DFハリー・ケイン 写真:Getty Images

FW:ハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)

2004年の下部組織時代からトッテナム・ホットスパーに所属したFWハリー・ケイン(30)は、2015年からは副主将を務め、2023年まで同クラブでプレー。PFA年間最優秀若手選手賞を受賞した2014/15シーズンから9シーズン連続でチーム内得点王を取り続け、プレミアリーグ得点王にも3回 (2015/16、2016/17、2020/21)輝いている。初の完全移籍先となったバイエルン・ミュンヘンでも、現在ブンデスリーガ全7試合に出場して8ゴール(リーグ2位)4アシスト(リーグ2位タイ)を記録している。

イングランド代表では、アンダーカテゴリーを経験し、2015年にフル代表に初招集。2018年から主将を務め、ロシアW杯では得点王。カタールW杯欧州予選でも得点王(12ゴール)に輝き、本大会出場に大きく貢献した。イングランド代表歴代得点ランキングトップの59ゴール(86試合)を更新し続けている。「地元開催される2028年にイングランドがホームで優勝するのを助けたい」と発言したことも報じられており、ユーロ2028で優勝するにはまだまだこのストライカーが間違いなく必要不可欠だ。


ミラン DFフィカヨ・トモリ 写真:Getty Images

その他、5年後の活躍が期待される若手選手

ここに選出した11人以外にも、イングランド代表には多くの素晴らしい選手が存在している。現在25歳以下で、今後期待されるその他の選手たちは以下の通り。ユーロ2028まで、活躍をチェックしよう。

  • GKジェームズ・トラッフォード(20)バーンリー
  • DFジャラッド・ブランスウェイト(21)エバートン
  • DFカラム・ドイル(20)マンチェスター・シティ
  • DFルイス・ホール(19)チェルシー
  • DFフィカヨ・トモリ(25)ミラン
  • MFコナー・ギャラガー(23)チェルシー
  • MFハーヴェイ・エリオット(20)リバプール
  • MFエミール・スミス・ロウ(23)アーセナル
  • MFメイソン・マウント(24)マンチェスター・ユナイテッド
  • MFカーティス・ジョーンズ(22)リバプール
  • MFジェイコブ・ラムジー(22)アストン・ビラ
  • MFコール・パルマー(21)チェルシー
  • MFアンソニー・ゴードン(22)ニューカッスル・ユナイテッド
  • FWエディ・エンケティア(24)アーセナル
  • FWノニ・マドゥエケ(21)チェルシー
  • FWエベレチ・エゼ(25)クリスタル・パレス
  • FWマーカス・ラッシュフォード(25)マンチェスター・ユナイテッド

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名前おれお
趣味:サッカー観戦
好きなチーム:リバプール

プレミアリーグを中心に週に2、3試合サッカー観戦しています。応援しているのはリバプールで、好きな選手はロベルト・フィルミーノです。

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