Jリーグ 清水エスパルス

清水・乾貴士が激白「ゼ・リカルドに不満あった」秋葉忠宏監督の影響言及も

乾貴士 写真:Getty Images

 清水エスパルスは今月7日に行われた明治安田生命J2リーグ第38節のジュビロ磐田戦(静岡ダービー)で1-0と勝利。J1昇格に迫る中、同クラブ所属の日本代表MF乾貴士がゼ・リカルドから秋葉忠宏への監督交代の影響について語っている。

 清水は昨年6月にゼ・リカルド氏を招へい。夏の移籍ウィンドウで乾やMFヤゴ・ピカチュウら即戦力を獲得したものの、J1リーグで17位に終わりJ2降格。今季もゼ・リカルド氏が指揮を執っていたが、開幕から5分2敗と成績不振に陥り、4月に解任されている。

 開幕ダッシュに失敗した清水だったが、秋葉監督のもと巻き返しに成功。今月ホーム開催の静岡ダービーでは、乾のゴールによるリードを最後まで守り抜き、勝ち点3を奪取。リーグ戦残り4試合で首位FC町田ゼルビアから勝ち点5差の2位につけており、J1自動昇格圏外の3位東京ヴェルディとは勝ち点2差。磐田戦での勝利により、1年でのJ1復帰に近づいている。

 日本代表GK権田修一とともに主力選手としてチームを支える乾は、日本代表OB内田篤人氏の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』にゲスト出演。清水がJ1昇格争いを繰り広げている要因を聞かれると「まずはJ1でプレーしていたメンバーがほとんど残ったのが大きかった」と、FWチアゴ・サンタナら主力選手の残留を挙げた上で、以下のようなコメントを残した。

 「(監督交代によって)雰囲気が一気に変わった。マンネリ化ではないけど、(ゼ・リカルド前監督に対して)結構不満があったんじゃないかな。J1の時から勝てていなかったので、どうしても『きついんじゃない?』という話にはなっていた。でも秋葉さんが監督になって、またチーム内で競争が始まった」

 なおゼ・リカルド氏は清水監督を解任された後、数カ月にわたりフリーの身だったが、先月はじめにブラジル1部クルゼイロの指揮官に就任。同クラブと今季終了後までの短期契約を結んでいる。