サッカー日本代表「森保ジャパン」は、10月にカナダ戦(新潟:デンガビッグスワンスタジアム)とチュニジア戦(神戸:ノエビアスタジアム神戸)を控えている。来月上旬の代表メンバー発表を前に、GK中村航輔(ポルティモネンセ)に選外の可能性が浮上。GKシュミット・ダニエル(シント=トロイデンVV:STVV)を含めて、正守護神激化の様相を呈している。
日本代表のゴールキーパー陣では、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)までGK権田修一(清水エスパルス)が正守護神を務め、シュミットとGK川島永嗣(無所属)がバックアッパーという立ち位置だった。
しかしW杯後は清水のJ2降格もあり、権田が一度も代表に招集されていないほか、川島は代表引退。シュミットのスタメン出場が多い中、9月9日のドイツ戦ではGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)がフル出場し、12日のトルコ戦では中村が先発出場していた。しかし中村はトルコ戦で前半終了間際に相手選手と接触して右肩を負傷。シュミットが途中からピッチに立っている。
ポルティモネンセの正守護神である中村は現在、ポルトガル1部リーグで2試合連続ベンチ外となっている。ポルトガル紙『ア・ボーラ』は27日に「ポルティモネンセは30日のリーグ戦で、中村に頼ることができない」とし、依然として復帰の見通しが立っていない現状をリポート。コンディション回復次第では、10月の代表メンバー選外となる可能性もある。
一方、昨季までSTVVの正守護神を務めていたシュミットは、今季もベルギー1部リーグ開幕から4試合つづけてスタメン出場。しかしフランス1部FCメス移籍が破談に終わると、STVVのトルステン・フィンク監督はGK鈴木彩艶のスタメン起用継続を明言している。
昨季、欧州クラブで正守護神という立場にあった中村とシュミット。今月以降、負傷やチーム事情により公式戦のプレーしていないだけに、森保監督のゴールキーパー選考や正守護神争いから目が離せない。
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