セリエA(イタリア1部)ラツィオ所属の日本代表MF鎌田大地は、19日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節のアトレティコ・マドリード戦で、自身のディフレクションから失点。ラツィオOBから厳しい評価を受けている。
同選手はセリエA開幕から4試合つづけて中盤の一角でスタメン出場しており、今月3日の第3節ナポリ戦では決勝ゴールをマーク。MFマテオ・ゲンドゥージとのポジション争いに関する論争が繰り広げられる中、アトレティコ戦でもスタメン出場したが、前半29分に失点に関与。それでもラツィオは後半アディショナルタイムにGKイバン・プロヴェデルの劇的ゴールにより、勝ち点1を手に入れた。
マウリツィオ・サッリ監督から主力選手扱いを受けている鎌田だが、ラツィオOBのパオロ・ディ・カーニオ氏はアトレティコ戦前に同選手のメンタリティを批判。ラツィオの専門サイト『ラツィオニュース24』によると、ディ・カーニオ氏は以下のようなコメントを残したという。
「鎌田は走力とスピードを兼ね備えている。ただチーム全体にも言えることだが、メラメラするような闘争心が見られない。(セリエA開幕節の)レッチェ戦における失点シーンでも言い訳できない」
ラツィオはここまでセリエAで1勝3敗と、スタートダッシュに失敗。レッチェやジェノア相手に敗れているだけに、ディ・カーニオ氏は「リーグ戦での失点シーンは許容できない。間違った姿勢で試合に臨んでいる」と、早くも古巣に厳しい意見を投げかけている。
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