日本代表・海外組 海外日本人選手

J2岡山からオランダNECナインメン移籍。佐野航大が1か月ベンチ外のワケ

佐野航大 写真:Getty Images

 U20日本代表MF佐野航大は先月、明治安田生命J2リーグ・ファジアーノ岡山からNECナイメヘンへ完全移籍。オランダ1部リーグ開幕から1か月にわたり出番がない中、現地メディアが同選手の現状を伝えている。

 同選手は昨年に岡山へ入団。高卒1年目からJ2リーグ28試合出場と頭角を現すと、今季は20試合出場で2ゴール4アシストをマーク。AFC U20アジアカップやFIFA U-20ワールドカップ参戦と、年代別の日本代表でも実績を重ねる中、先月14日にナイメヘンへ完全移籍。ただオランダ1部リーグで開幕から全4試合ベンチ外となっていた。

ショー、最近の負傷からの復帰後、マンチェスター・ユナイテッドのトレーニングに復帰
Keep WatchingNext video in 8 seconds
 

 ナイメヘンの専門サイト『Forza NEC』は今月13日、佐野の現状を特集。「彼は約1か月前に加入したが、労働許可証が発行されていなかったため、デビューを待たなければならなかった。16日のPSVアイントホーフェン戦を前に、ようやく労働許可証が発行された」と、今週末にデビューの可能性を伝えている。

 また佐野は今月7日に行われたオランダ2部ADOデン・ハーグとの練習試合に出場。前線3トップの一角で先発出場すると、1-0で迎えた38分にヘディングシュートから追加点を奪うなど、アピールに成功している。

 ナインメンは4試合を終えて1勝1分2敗。FW小川航基が開幕戦から2試合連続ゴールも13位に沈んでいる。それだけに、佐野は浮上のきっかけを与える起爆剤として期待されているはずだ。