サッカー日本代表「森保ジャパン」は、日本時間12日夜に行われた国際親善試合トルコ戦で4-2と勝利。この一戦で解説を務めていた代表OBの城彰二氏が、ドイツ戦と比較した上でさらなるレベルアップを求めた。
これまで何度も森保一監督の戦術に疑問を投げかけていた城氏は、先月31日、自身のYouTubeチャンネルを通じて森保采配に言及。「選手から聞いた話」として「森保監督はあまり守備面の決め事がないみたい。ボールの奪いどころが全然分からない。遠藤航を中心にどうするのかということを現場でやっているみたい。でも選手って拠り所ないと難しい」と守備面での問題点を指摘していた。
ただドイツ戦では、日本代表の守備から攻撃につなげるためのプレスが機能。ボール支配率32%ながらも、FW伊東純也(スタッド・ランス)やFW浅野拓磨(VfLボーフム)らのゴールで4-1と快勝した。またトルコ戦でもFW中村敬斗(スタッド・ランス)の2ゴールもあり、連勝を飾っている。
すると城氏はトルコ戦後にYouTubeチャンネルを更新。「スタッフから聞いた話」として「今まで守備の決まり事、コンセプトがちょっと曖昧な部分があった」と再び森保采配に言及。
「後方からどのような形でプレスをかけて、中盤、サイドどのあたりでボールを奪うのかというのが、ドイツ戦ではかなりうまくいった。トルコ戦に関しては、間延びしてしまった。暑さの影響もあっただろうが、コンセプトが少し見えなくて、ボールを奪ってからやっぱりミスが続いてしまった」と、私見を述べている。
そのトルコ戦では、MF遠藤航(リバプール)が64分からプレー。中盤に安定感をもたらすと、試合終盤にトルコ代表の反撃を封じた。
それだけに城氏も「途中で遠藤航が入って落ち着くし、(チーム全体の)バランスをひとりで整えられるというのは、遠藤の評価にもすごくつながる」と、日本代表キャプテンがチーム全体に与える影響を忘れなかった。
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