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横浜FMマスカット監督は欧州挑戦?トッテナムのポステコグルーが注目発言

ケヴィン・マスカット監督 写真:Getty Images

 プレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム・ホットスパーのアンジェ・ポステコグルー監督が、横浜F・マリノス率いるケヴィン・マスカット監督の今後に言及。日本代表FW前田大然らを擁したセルティック時代も振り返っている。

 マスカットはオーストラリア1部メルボルン・ビクトリーでポステコグルー監督のもとコーチを務めていた過去を持っており、2021年にはシーズン途中でセルティックに引き抜かれたポステコグルーの後任として、横浜FMの監督に就任。2022シーズンにJ1優勝を成し遂げると、今季も第26節終了時点で首位ヴィッセル神戸から勝ち点2差の2位につけている。

 Jリーグの舞台で確かな手腕を発揮しているマスカットには、今月はじめにスコットランド1部レンジャーズ行きが浮上。英紙『サン』は、2023/24シーズンのスタートダッシュに失敗したレンジャーズに監督交代に可能性があるとした上で、マイケル・ビールの後任候補にマスカットの名前を挙げていた。しかし英紙『デイリーレコード』は、レンジャーズ関係者がマスカット招へいの可能性を否定したと伝えている。

 そんな中、ポステコグルーはマスカットに対して間接的に欧州挑戦を推奨。英メディア『トークスポーツ』の番組に出演した際、以下のようなコメントを残している。

 「マスカットは偉大な人物だ。彼は日本で素晴らしいことをしており、ここ(イギリス)に来て壁を打ち破るもうひとりのオーストラリア人になるだろう」

 またポステコグルーは「セルティックでの2年間は魔法のような時間だった。セルティックで私の夢は実現した。セルティックでの2年間を一緒に過ごしてくれた人に何も言う必要はない。主にサポーターのおかげなんだ」

 「私はみんなに『関わりたいクラブのリストがあるなら、セルティックはそのリストの真っ先に挙げられるだろう』と言い続けている」と、セルティックサポーターに向けてもメッセージを送った。

 スコットランドでは、ハイバーニアンが今月11日にニック・モントゴメリー監督の招へいを公式発表。2022/23シーズンにセントラルコースト・マリナーズFCをオーストラリア1部リーグ優勝に導いた実績が買われている。ポステコグルーの成功により、オーストラリア人指導者のイギリス挑戦がトレンド化する傾向にある。それだけにマスカット現横浜FM監督の今後にも注目が集まる。