サッカー日本代表「森保ジャパン」のFW古橋亨梧はドイツ戦で出番がなかったものの、所属先のセルティックでは絶対的ストライカーとして活躍。ヴィッセル神戸退団時と比較して市場価値が大幅に上昇していることが、現地で話題を呼んでいる。
古橋は2021年7月に神戸からセルティックへ完全移籍。海外挑戦1年目からスコットランド1部リーグでゴールを量産すると、昨季はアンジェ・ポステコグルー前監督のもとで30ゴール以上をあげるなど、リーグ連覇に大きく貢献。ブレンダン・ロジャーズ監督のもとで迎えた今季も、ここまで公式戦全試合でスタメン出場。スコットランド1部リーグ第4節を終えた時点ですでに3ゴールをあげるなど、好調をキープしている。
古橋の活躍ぶりは、「市場価値」という観点からも注目を浴びている。英メディア『フットボール・ファンキャスト』は「ポステコグルーの日本人選手獲得戦略により、古橋の市場価値は303%上昇」とリポート。これによると、同選手の価値は2021年7月時点で310万ユーロ(当時約4億円)だったが、今年9月には1250万ユーロ(約19億6000万円)まで跳ね上がったという。
また同メディアは市場価値急騰の背景に、ポステコグルー前監督による補強戦略があると指摘。「ポステコグルーはセルティックでのラストシーズンにスコットランド3冠を達成したが、その成功の多くはこのオーストラリア人監督が数々の抜け目のない補強をしたことによるものだ」
「ポステコグルー監督は古橋をはじめ日本人選手をセルティックに連れてきて、ヨーロッパでその能力を発揮する機会を与えた。将来的には、ポステコグルーが日本人選手に対して欧州主要リーグ移籍への扉を開く可能性がある」と綴っている。
古橋はクリスタル・パレスをはじめ複数クラブからの関心が報じられる中、今年7月にセルティックと4年間の契約延長で合意に達した。今後もセルティックでプレーすることが濃厚とみられるが、それでもステップアップ移籍のタイミングが訪れるか注目が集まる。
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