サッカー日本代表が世界強豪国との差を詰めるためにも、特にDF冨安健洋(アーセナル)、DF板倉滉(ボルシアMG)、DF伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)のレベルアップが求められそうだ。日本時間10日未明にドイツ戦を控える中、代表OBの内田篤人氏や佐藤寿人氏が森保ジャパンの課題を指摘している。
日本代表はカタールW杯でドイツ代表やスペイン代表を撃破。欧州で日本人選手に対する評価が上がると、ドイツ代表とのマッチメイクも実現。2026年に北中米W杯を控える中、さらなるレベルアップのチャンスをつかむ格好となった。
ドイツ代表との再戦に臨む森保ジャパンには、ファン・サポーターのみならず日本サッカー関係者も期待を寄せている。佐藤氏は内田氏の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』に出演した際、以下のようなコメントを残している。
「これまでは(最終ラインを)5枚で守って、ひとりひとりの守るエリアが限られていた。ただある程度攻撃に人数をかけるとなれば、(ディフェンダーで)ひとりが守るエリアを広げる必要がある。走力、フィジカルなどアスリート能力がさらに求められる」
守備面での改善点を指摘した佐藤氏の意見を補足する形で、内田氏は昨年6月に国立競技場で行われた日本代表対ブラジル代表を回顧。この一戦ではブラジル代表が余力を残して勝利。森保ジャパンに対して、地力の差を見せつけていた。
内田氏は「(佐藤氏の指摘内容は、)ブラジル代表と対戦した時にすごく思っていた」と切り出すと、「ブラジル代表はひとりの守備範囲がすごく広い。(最終ラインで)日本代表が4,5人で守るところを、彼らは2センターバックで守る。より多くの人を前線にかけられる」と私見を述べている。
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