瀬川祐輔(川崎フロンターレ)
柏レイソル所属:2018-2021
現在川崎フロンターレに所属するMF瀬川祐輔も、柏のファンやサポーターから帰還を望む声が多そうな選手の1人だ。柏に所属していた2018年からの4シーズンでは毎シーズン得点をマーク。特に2019年には40試合に出場し、8ゴール11アシストと攻撃を牽引する存在としてJ2優勝とJ1復帰に大きく貢献した。
川崎への加入初年度となる今季の瀬川は、残念ながら途中出場が多い。しかし、リーグ戦では5ゴールを挙げており、やはり攻撃での貢献が光る。特にエリア内でのポジショニングは抜群だ。こぼれ球への反応も早くシュートも正確なため、相手守備陣からすれば、明確にクリア出来なければ失点を覚悟しなければならないほどの圧倒的な存在感を放っている。
今季開幕前、柏はモンテディオ山形からMF山田康太を獲得。得点力やアタッキングサードでのアイデアを求めての補強と考えられる。しかし、チームへのフィット感の遅れか、ここまではノーゴールと数字を残せていない。直近は先発での出場機会を増やしつつあり、これからという見方もできるが、チームの置かれている状況を考えれば待っている余裕が無いことも事実。だからこそ即戦力として、何よりも欲するゴールに直結する働きができる瀬川の帰還が望まれるのも不思議ではない。
クリスティアーノ(ヴァンフォーレ甲府)
柏レイソル所属:2015-2021
2015年に一時期限付きで柏に加わり、翌2016年の6月以降は2021年までの長きにわたって柏レイソルを支えたFWクリスティアーノ。今夏、V・ファーレン長崎から古巣であるヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍を決め、J1昇格を目指すチームで奮戦している。柏時代に奪ったリーグでのゴール数は73。特に2019年にはJ2で19ゴール18アシストと40近いゴールに絡み、1年でのJ1復帰を成し遂げる原動力となった。
出場時間は今季に入り落ちたが、途中出場から2ゴールを挙げるなど出れば怖い選手であることに変わりはない。甲府復帰後も早速アシストをマークし、自身の健在ぶりを示す活躍を見せている。中央でもサイドでも、攻撃的なポジションであれば複数高いレベルでこなせるのも大きな魅力。強烈なミドルシュートもあり、間違いなく攻撃に厚みを持たせてくれる存在だ。
ベテランDF犬飼智也の補強により、守備陣の安定は図れた柏。同様に、攻撃にも頼れるベテランをと願う声が聞こえても不思議はない。そんな柏にとって頼れる攻撃的なOB選手と言えばクリスティアーノだろう。後半戦を勝ち上がるために、彼の復帰を望むのも当然ではないだろうか。
コメントランキング