FC東京は今月3日開催の明治安田生命J1リーグ第26節で、ホームの味の素スタジアムにアビスパ福岡を迎え撃つ。ただこの一戦を前に、価格変動制「ダイナミックプライシング」による当日券のチケット価格が議論の対象に。FC東京に対して「高すぎる」などと厳しい意見が相次いでいる。
FC東京は今年7月19日に「ダイナミックプライシングの試験導入」を公式発表。「ファン・サポーターのみなさまの需要に応じた適正価格にてチケット価格を設定することで、より多くのお客様にご来場いただくこと」と目的として、福岡戦を含むホームゲーム3試合をダイナミックプライシングによるチケット販売の対象試合に指定している。
同クラブは2日21時に「福岡戦の当日券販売」に関してリリース。これによると、ホーム自由席(ゴール裏含む)は2900円(大人1名)であるのに対して、ビジター指定席(アウェイゴール裏)は4600円と割高な価格設定に。バック指定席をはじめ、他の席種では5000円以上に設定されている。
それだけにX(旧ツイッター上)では「高すぎる…」「ダイナミックプライシングやめた方がいい」「新規サポなんて来ない」といった厳しい意見が噴出。特にビジター指定席とホーム自由席の差額が話題を呼んでおり、「ビジター指定で4600円?」「福岡サポかわいそう」「アウェイの洗礼」と福岡サポーターを思いやる声も。中には「日曜のナイトマッチ、雨予報であることを考慮すべき」と、FC東京に意見を寄せるSNSユーザーもいる。
なおダイナミックプライシング対象試合の初戦であるヴィッセル神戸戦(8月26日)の当日券価格は、ホーム指定席(ゴール裏含む)で4400円、ビジター指定席で4000円だった。
コロナ禍でのスタジアム最大収容人数制限により収益面で打撃を受けただけに、チケット価格の値上げは致し方ないとはいえ、ダイナミックプライシングに関する議論がしばらく続きそうだ。
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