日本代表MF田中碧は今夏移籍に向かっていたが、フォルトゥナ・デュッセルドルフに残留。今月2日のドイツ2部リーグ戦で途中出場したが、現地メディアが同選手のパフォーマンスを評価せず、今夏残留に皮肉を交えながら見解を示している。
田中はデュッセルドルフとの契約を2025年6月まで残す中、クラブ幹部や監督に移籍を志願。しかし先月下旬にVfBシュツットガルト移籍破談が報じられると、イングランド2部リーズ・ユナイテッドからの関心も立ち消えに。移籍市場最終日の今月1日には、DF板倉滉所属ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)からの関心が報じられたものの、ボルシアMG移籍が実現することはなかった。
ステップアップ移籍を果たせなかった田中だが、2日のドイツ2部リーグ第5節カールスルーエ戦では70分からプレー。ゴールこそ決められなかったものの、チームの勝利に貢献した。
試合後、ドイツ誌『ビルト』は同選手に「3」(6段階評価で「1」が最高点)と及第点の評価を与えたが、カールスルーエ戦のパフォーマンスには一切触れることなく以下のように綴っている。
「この日本人選手は移籍を望んでいたのに、まだデュッセルドルフにいる。ダニエル・ティウネ監督は彼を起用した。移籍市場がまだ開いている今、彼が異国へ行かないのであれば、少なくとも来年1月まではデュッセルドルフでプレーすることになる」
なお田中は移籍報道が飛び交う中、今季ドイツ2部開幕戦から3試合つづけてフル出場。中盤でのボール奪取をはじめ、随所で良いプレーを見せたものの、『ビルト』は同選手に一貫して厳しい評価を与えていた。
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