ラツィオ所属の日本代表MF鎌田大地は、セリエA(イタリア1部)開幕から2試合つづけてスタメン出場も途中交代。チームが連敗スタートであるだけに、同選手に早くも正念場が訪れているようだ。
鎌田は今年6月末にブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトを契約満了により退団すると、今月はじめにラツィオへ加入。13日の練習試合で左足のボレーシュートから移籍後初ゴールをあげると、20日のセリエA(イタリア1部)開幕戦でスタメンを勝ち取っていた。
同選手は開幕節レッチェ戦と第2節ジェノア戦でいずれも「4-3-3」のインサイドハーフでプレー。しかしジェノア戦では前半にボールロストを連発。『Leggo』をはじめ複数のイタリアメディアから厳しい評価を与えられる一方、マウリツィオ・サッリ監督は「現時点では鎌田を評価することはできない」と語っていた。
ただイタリア紙『Il Messaggero』の報道によると、鎌田は9月2日の第3節ナポリ戦でベンチスタートとなる見込み。同紙は「サッリ監督は鎌田にかわってマティアス・ベシーノの先発起用を検討している。指揮官の大きな疑念を鎌田が代表している」と綴っている。
来月にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージを控える中、セリエAでまさかの連敗スタートを切ったラツィオ。サッリ監督の鎌田に対する評価に変化が生まれているかもしれない。
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