アジア アジアカップ

U-23アジア杯に臨むカンボジア代表、清水や岐阜を指揮した行徳浩二監督就任

行徳浩二監督 写真:Getty Images

 カンボジアサッカー連盟(FFC)は、9月6〜13日にカタールで行われるU-23アジアカップ2024予選に出場するU-23カンボジア代表指揮官に、行徳浩二監督(58歳)が就任することを発表した。

 行徳監督はかつて清水エスパルス(2003)やFC岐阜(2012-2013)の監督を務めたことがあり、海外では、ブータン代表(2008-2009)やネパール代表(2016-2018)を指揮した経験がある。2019年からは、JFAアジア貢献事業でカンボジアに派遣され、U-18代表およびカンボジアサッカー連盟U-18アカデミー監督に就任している。

 U-18カンボジア代表監督時代には、チームをU-19アジアカップ2020出場(新型コロナの影響で本大会は中止)に導いている行徳監督。同年行われたAFF U-19選手権(U-19東南アジア選手権)でも、格上に当たるタイとベトナムを撃破する歴史的大金星を挙げた。ベトナムはあらゆるカテゴリーを通じてカンボジアに敗れたのはこれが初めてであり、この黒星によりホアン・アイン・トゥアン監督が辞任に追いやられた。

 カンボジアはU-23アジアカップ2024予選で、サウジアラビア、レバノン、モンゴルと同じグループJに入っている。同組ではサウジアラビアが頭一つ抜けているが、若い世代の躍進が著しいカンボジアにも予選突破の可能性がある。

 行徳監督率いるU-23カンボジア代表は、9月6日の初戦でレバノンと対戦。続く2戦目でモンゴル(9月9日)、3戦目でグループJのホスト国を務めるサウジアラビア(9月12日)と対戦する。