フェイエノールト所属の日本代表FW上田綺世は、27日に行われたオランダ1部リーグ第3節アルメレ・シティ戦で途中出場。試合後、フェイエノールトOBがFWサンティアゴ・ヒメネスの上田に対する振る舞いを称えている。
上田は昨季ベルギー1部リーグで20ゴール以上をあげると、今月3日にサークル・ブルッヘからフェイエノールトへ完全移籍。オランダ1部リーグ開幕戦から2試合つづけて途中出場すると、22日に行われた練習試合のヴィレムII戦で移籍後初ゴールをあげていた。
そんな中で迎えたアルメレ戦では、5-0で迎えた71分からプレー。ヒメネスとの連携プレーからゴールに迫る場面が見られたが、リーグ戦での初ゴールは次節以降に持ち越しとなった。
6-1と圧勝した一戦で、フェイエノールトOBで解説者のヴィレム・ファン・ハネヘム氏はヒメネスのプレーに注目。上田との関係に触れた上で、以下のようなコメントを残している。
「終盤、ヒメネスはゴールに近い場所で上田にパスした。ヒメネスにとって上田はライバルだけど、チーム全体の利益を優先した。上田がベンチにいるには勿体ない選手だと、ヒメネスも分かっている。だから、あの瞬間は嬉しかった。彼らはまた一緒にプレーしたいと思っているだろうし、そうあるべきなんだよ」
フェイエノールトが大量得点でリードし、自身の2ゴールを決めているとはいえ、上田を活かそうとしたプレーで称賛を浴びているヒメネス。今後ポジション争いがより激しくなることが予想される中、両選手の共演を望む声が上がっている。
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