
ミスター福岡にトロフィーを!
福岡がJ1に定着したことで、次なる目標としてタイトル獲得を目指すのは自然なこと。ただし、福岡のサポーターにとってタイトルを切望する理由はそれだけではない。どうしてもトロフィーを掲げて欲しい選手がいるのだ。それは、チームのバンディエラにして背番号10を背負うFW城後寿だ。
長崎県立国見高等学校を卒業後の2005年に加入して以来、19年間にわたって福岡一筋。人生の半分以上をこのクラブで過ごしており、積み重ねてきた結果も凄まじい。クラブの通算出場記録では、第3位のMF田中佑昌(2004-2011)が263試合、第2位のMF鈴木惇(2008-2012)が294試合、第1位が城後で484試合をも記録している。
クラブの通算得点記録は、第3位のFW大久保哲哉(2008-2010)が39得点、第2位のFW石津大介(2012-2021)が42得点、そして第1位の城後が83得点でこちらも1位。2位の石津と比較して約2倍の数字を残している。
J1だけで見ると、2011シーズンに7得点、2016シーズンに6得点と、それぞれチームは降格した年だが城後は安定した成績を残してきた。そのため、J1上位で予算規模の大きいクラブからのオファーが届いたことも1度や2度ではない。福岡の経営危機により、城後が移籍しても仕方ないと思われるタイミングもあった。
それでも最終的に残留を選び、後輩を背中で引っ張る存在であり続けている城後は、クラブがJ2に所属していた当時から「J1で優勝してシャーレを掲げたい」とタイトル獲得を目指していた。

適度な自信と共に星の獲得へ
城後の他にも、今季リーグ戦7得点を挙げているFW山岸祐也を筆頭に、選手たちからはタイトルを意識したコメントが増えている。適度な自信と明確な目標は、チーム力をもう1段階引き上げるカギとなり得るに違いない。
J1第24節のアルビレックス新潟戦は0-1で敗れ公式戦の連勝こそ7で止まったが、失点後にもゴールの匂いを漂わせ続けた福岡。敗戦を糧に細部の戦略を詰め、8月26日以降続くリーグ戦、天皇杯、ルヴァン杯の5連戦で勝利し、ユニフォームに輝く星の獲得へと1歩近付いて欲しい。
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