ヴィッセル神戸所属MF齊藤未月は、今月19日に行われた明治安田生命J1リーグ第24節・柏レイソル戦で負傷退場。全治1年という大怪我であるだけに、ネット上では同選手へタックルしたMF戸嶋祥郎やDFジエゴに対する誹謗中傷が相次いでいる。
齊藤は前半21分、フリーキックの流れからペナルティエリアで右足でシュートを放つと、相手選手に当たって跳ね返ってきたセカンドボールに反応。左足を振りぬいた直後、戸嶋とジエゴからタックルを受ける。そして両選手に挟まれた後ピッチで立ち上がれず、担架に乗せられて退場。主審はファウルをとることなく、試合はゴールキックで再開された。
神戸は21日午後に齊藤の検査結果を公式発表。左膝関節脱臼、左膝複合靱帯損傷、内外側半月板損傷と診断され、全治1年であることから、X(旧ツイッター)上では選手生命が絶たれる可能性を危惧する声が多く上がっている。
これにくわえて、齊藤にタックルを見舞った柏所属2選手に対する過度な批判や誹謗中傷メッセージも殺到。X上では誹謗中傷をやめるよう呼びかけたり、柏に対して誹謗中傷に対する警告や法的措置を求める声が上がっている。
戸嶋は2020年9月、横浜F・マリノス戦で相手選手からスライディングタックルを受けて負傷。検査の結果、左脛腓骨骨折で全治最大6か月と診断された過去を持つ。
この時、同選手はSNS上で相手選手への誹謗中傷が沸き起こっていることを憂慮。「この件に関して耳が痛くなるような発言もあり残念です。どうか、Jリーグ、サッカーに関わる方々が先駆けとなって、今以上に温かい声があふれ、お互いをリスペクトする想いに満ちていくことを願います」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残していた。
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