フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属の日本代表MF田中碧は、今月19日のドイツ2部リーグ第3節パダーボルン戦でフル出場。チームが1-2と敗れたこともあり、移籍報道が飛び交う同選手を現地メディアが酷評している。
田中は今年4月9日のリーグ戦で右膝内側靭帯を断裂。しかし先月の練習試合で復帰すると、今季開幕から全3試合でフル出場。中盤でのボール奪取をはじめ、随所で良いプレーを見せていたが、過去2試合でも一部メディアから厳しい評価を受けていた。
ドイツ誌『ビルト』はパダーボルン戦後、デュッセルドルフ所属選手を採点。田中に「5」(6段階評価で「1」が最高点)とチーム内ワーストタイの評価を下すとともに、以下のように綴った。
「パーダーボルン戦でも、ワールドカップ日本代表の英雄にはあまりにも及ばなかった。相手が驚くようなアイデアはなし。他のクラブに推薦されるべき存在だが、プレミアリーグ移籍はうまくいかないだろう。デュッセルドルフのスタメンで居場所がなくなった」
なおデュッセルドルフのダニエル・ティウネ監督は試合前に「田中は可能性があるなら移籍したいと私に相談しに来た」と、依然として同選手に移籍の可能性があることを明言。『ビルト』は今月17日、同選手の現状について以下のように伝えている。
「田中には現時点でまだ具体的な問い合わせやオファーがない。しかし彼は依然としてドイツ国内外を問わず1部リーグへの移籍を望んでいる。1部リーグ所属クラブはどこも初期段階にしか過ぎない。負傷者やチーム編成の空白により補強に動く可能性がある。田中はそれを待っている」
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