明治安田生命J2リーグ・ファジアーノ岡山でプレーしていたU20日本代表MF佐野航大は今月、オランダ1部NECナイメヘンへ完全移籍。日本サッカー協会(JFA)のロールモデルコーチを務める内田篤人氏が、FIFA U-20ワールドカップ(U20W杯)参戦時のエピソードを交えながら、同選手に対する海外クラブの評価を語っている。
佐野は2022シーズンから岡山でプレー。今季はJ2リーグ20試合の出場で2ゴール4アシストをマークしていた。また年代別の日本代表にもコンスタントに招集されており、昨年はフランス開催の第48回モーリスレベロトーナメントに参戦。今年はU20日本代表の一員として、AFC U20アジアカップやU20W杯の舞台に立っている。
そんな佐野に対する海外クラブの評価は、U20日本代表の中でもダントツだった模様。コーチとして日本代表の遠征に帯同していた内田氏は、自身の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』に出演した際、以下のようなコメントを残している。
「佐野とは、アルゼンチン(のU20W杯)とフランス(のモーリスレベロトーナメント)で一緒に行った。試合中に100人くらいスカウトがいた。マンチェスター・ユナイテッドやドイツのクラブもいたんだけど、俺が『日本代表の中だったら、どの選手が良い?』と聞くと、佐野の人気が凄かった。『あいつめちゃくちゃ走って、戦えるじゃん。技術もある』と。一番人気あったんじゃないかな」
なおナイメヘンのカルロス・アルバースTD(テクニカルディレクター)は、佐野について「彼は複数の攻撃的なポジションをこなすことができる。我々はU20W杯で綿密にスカウティングしていた」と語っている。
ナイメヘンでは、横浜FCから期限付き移籍により加入したFW小川航基が、オランダ1部リーグ開幕戦で移籍後初ゴールをマーク。日本人選手に対する評価が高まっているだけに、佐野の活躍も期待される。
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