日本代表MF遠藤航は、ブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルトからプレミアリーグ(イングランド1部)リバプールへの完全移籍に迫っている。そんな中、ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属MF田中碧の去就にも注目が集まっている。
田中はデュッセルドルフとの契約を2025年6月まで残す中、昨季終了後にクラブ幹部に退団申し出と報じられていた。またドイツ誌『キッカー』は先月下旬、シュツットガルトが守備的MFの新戦力として田中の獲得に興味を示していると指摘。ただ同選手の移籍先候補にはアイントラハト・フランクフルト、ウェストハム・ユナイテッドなどもあがっていた。
一方でドイツ紙『エクスプレス』は今月8日、デュッセルドルフがMFエリオネ・フェルナンデスの放出により、300万ユーロ(約4億7000万円)を手に入れる可能性があると報道。「カタールW杯に出場した田中は、長い間放出の最上位候補だった。フェルナンデスの退団は、この日本人選手にとっての移籍の可能性が消滅したことを意味するかもしれない」と伝えていた。
しかしドイツ誌『ビルト』は『エクスプレス』の報道とは異なり、田中の去就が不透明だと主張。記事では同選手の現状について、以下のように綴られている。
「田中には現時点でまだ具体的な問い合わせやオファーがない。しかし彼は依然としてドイツ国内外を問わず1部リーグへの移籍を望んでいる。1部リーグ所属クラブはどこも初期段階にしか過ぎない。負傷者やチーム編成の空白により補強に動く可能性がある。田中はそれを待っている」
守備的MFの遠藤を失うシュツットガルト。ブンデスリーガ開幕直前で補強の必要性が生じただけに、遠藤の後釜として田中の獲得に乗り出す可能性が考えられる。
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