日本代表MF鎌田大地は今年6月末にブンデスリーガ（ドイツ1部）アイントラハト・フランクフルトを退団。ミラン移籍破談をへて、セリエA（イタリア1部）ラツィオへ加入しているが、クラブ幹部の独断ではなくマウリツィオ・サッリ監督も同選手の獲得を容認していたようだ。
鎌田はフランクフルト在籍時の2021/22シーズンに、主力選手としてUEFAヨーロッパリーグ（EL）優勝に貢献。昨季もブンデスリーガほぼ全試合出場で9ゴール6アシストと結果を残すと、複数クラブからの関心が報じられる中、ラツィオへ移籍している。
イタリア紙『コリエレ・デラ・セラ』は13日にラツィオの補強戦略を特集。「ラツィオは昨季よりも強力になるだろう。鎌田をはじめ新加入選手全員がクラブに貢献すると考えられる。これまでとは異なり、この夏はただプレーするだけの選手を獲得していない」とし、新戦力獲得に至るまでの過程を以下のように説明している。
「新戦力の獲得は、すべてクラブ幹部とサッリ監督が同意した上で行われている。おそらく全員が監督の第一希望に該当するわけではないが、指揮官はこれまでの選手獲得をすべてを支持している」
「くわえてサッリ監督は、ジブリル・ソウとアルセン・ザハリャンの獲得交渉を破棄するという責任を自らに課した。自分自分の方針やプレースタイルにマッチしない選手を望まなかったからだ」
なお鎌田は13日、今季セリエA開幕前最後の練習試合でスタメン出場している。フロントと現場の意見が一致した上で獲得に踏み切ったとみられるだけに、同選手がサッリ監督の戦術にフィットする可能性は高いと考えられる。
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