日本代表FW上田綺世は今月、ベルギー1部サークル・ブルッヘからオランダ1部フェイエノールトへの完全移籍。北海道コンサドーレ札幌所属MF小野伸二の古巣加入という上田の決断を、鹿島アントラーズOBが前向きに捉えている。
上田は昨年7月に鹿島からサークルへ完全移籍。昨年10月に前線でレギュラーに定着すると、昨季のベルギー1部リーグで22ゴールをマーク。MF守田英正所属スポルティングCPやセビージャからの関心が報じられたものの、フェイエノールトと5年契約を結んだ。
上田のフェイエノールト移籍をうけて日本のサッカーファンから歓喜が沸き起こる中、鹿島OBで元日本代表選手の内田篤人氏も後輩のステップアップに注目。自身の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』で同選手に話題が及ぶと、以下のようなコメントを残している。
「オランダは戦術的にもそうだし、クラブ運営や育成面でもちゃんとやるので、(日本人選手にとって)オランダは良いと思う。彼がオランダのトップに行くということは、日本のサッカーにとっても結構大きいかなと。あとはかつて小野伸二さんがいたし、(日本人選手が過去に結果を残した)クラブに行くという点でも良い」
また同番組には、オランダや日本代表でのプレー経験を持つハーフナー・マイク氏も出演。ハーフナー氏はフェイエノールト移籍によって、上田がさらに良い結果を残すと予想した。
「トップのクラブに行くと周りのクオリティも高くなる。サークル・ブルッヘの試合を見たけど、まだ彼が思ったようなボール(パス)が来ていない。またひとつクオリティが高いクラブで、(彼が望んでいるような)パスとかが出てくると思うし、ゴール数がもっと増えるんじゃないか」
このハーフナー氏の見解に対しては、内田氏も「彼の良さを引き出してくれる仲間がいると思うし、(フェイエノールト移籍は)面白いと思う」と同意している。海外挑戦1年目でインパクトを残した上田のさらなる飛躍が期待される。
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