サガン鳥栖は今月6日に行われた明治安田生命J1リーグ第22節・アビスパ福岡戦(九州ダービー)で0-1と敗北。クラブ公式YouTubeチャンネルで福岡戦の選手やスタッフの姿を捉えた動画が公開されたが、鳥栖スタッフによるものとみられる発言内容が物議を醸している。
駅前不動産スタジアムで行われた一戦では、鳥栖がボールを握る中、前半45分にFW金森健志のゴールで福岡が先制。鳥栖は失点直後にDF小田逸稀のハンドでPKを獲得したかに思われたが、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定の末にPKが取り消される。
鳥栖は後半、FW富樫敬真やFW横山歩夢らを投入。同44分に横山が右足のシュートからゴールネットを揺らしたが、これもVAR判定によりオフサイドがあったとしてゴール取り消しに。結局最後まで追いつくことができなかった。
その鳥栖は9日、公式YouTubeチャンネルで『INSIDE SAGANTOSU』と題した動画を公開。同クラブのスタッフがスタジアム裏の通路を歩く場面で「こっちでコントロールできるんだったら、相手有利のVARいらないんですけど」という肉声が捉えられている。
このシーンは10秒程度の動画により、X(旧ツイッター)上で瞬く間に拡散。鳥栖スタッフの発言と捉えるSNSユーザーが多くおり、「どういうこと?」「コントロールできるって…」などと困惑の声が噴出。発言内容に対する説明を求めたり、鳥栖側を非難するファンの投稿も見られる。また当該動画は一旦削除。問題発言が収められた部分が切り取られる形で再度アップされている。
今回の九州ダービーで、VARにより2度の得点機会が取り消された鳥栖。理想とは異なる試合展開となったこともあり、鳥栖側はフラストレーションを溜めていたのかもしれない。
コメントランキング