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浦和サポ天皇杯暴徒化巡り激論!FC東京サポ無期限入場禁止処分と比較の声も

浦和駒場スタジアムの浦和レッズサポーター 写真:Getty Images

 浦和レッズの一部サポーターは、今月2日の天皇杯4回戦・名古屋グランパス戦前に違反行為を犯したほか、試合後には暴徒化。ネット上で浦和サポーターへの厳罰を求める声が沸き起こっている。そんな中、先日の天皇杯・東京ヴェルディ戦で花火打ち上げなど違反行為に及んだFC東京サポーターへの処分内容が、浦和戦の比較対象としてクローズアップされている。

 CSアセット港サッカー場で開催された名古屋対浦和では、試合前に横断幕掲出を巡る違反行為が確認。日本サッカー協会(JFA)の規定によると、大型ビジョンとその周辺は立ち入り禁止エリアとなっていた。しかし一部の浦和サポーターが大型ビジョン下部によじ登り、横断幕を設置。警備員が駆け付ける時の様子がネット上で拡散されている。

 そして試合後には、多くの浦和サポーターがピッチに乱入。警備員やスタッフの制止を振り切り、緩衝帯を破壊。名古屋サポーターによる横断幕を引き剥がしたほか、一部で殴り合いも発生。警察が出動するほどの大騒ぎとなっている。

 一方、先月12日開催の天皇杯3回戦・FC東京対東京ヴェルディでは、味の素スタジアム周辺にある「TOKYO GREEN」と書かれた「スーパースポーツゼビオ調布東京スタジアム前店」の案内看板に何者かが卵を投げつける事案が発生。現在も警察が捜査を進めている。

 くわえてキックオフ前には、FC東京の一部サポーターがゴール裏で花火を打ち上げるなど、JFAの定める「試合運営管理規定」に違反する行為をとっていた。これらの問題をうけてJFAは先月28日、当該サポーター4名に対して無期限入場禁止処分を科したと公式発表している。

 浦和サポーターの暴徒化に対して、ツイッター(現X)上では「天皇杯の参加資格停止」「無観客試合の開催」をはじめ厳罰を求める声が多く上がっている。くわえて「FC東京サポと同じく、浦和サポにも無期限入場禁止を科してほしい」「浦和の暴徒化は、無期限入場禁止だと甘い方」という主旨のコメントもみられるほか、浦和・FC東京双方の事案について煽るSNSユーザーもおり、「浦和サポ」「東京サポ」がトレンド入りしている。

 なお浦和サポーターの暴徒化は、禁止行為を明記したJFA試合運営管理規定第4条の第14,15,16項に抵触。各項では以下のように禁止事項が定められている。

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第14項

フィールド内への物品の投げ入れや、フィールドへの侵入等競技の進行に支障を及ぼすおそれのある行為をすること

第15項

立ち入り禁止区域に立ち入ること

第16項

建物、立ち木、工作物、その他の施設、設備若しくは物件を破壊し、損傷し、汚損し、又はみだりに操作すること

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